日々の仕事や生活の中で、ほかの人ができているのに自分だけできない、あるいは同じ失敗を何度も繰り返してしまう人は、いないだろうか。その原因はもしかすると、発達障害の特性が関係しているかもしれない。大人になって初めて発達障害と診断される人が増えている。こうした「大人の発達障害」を抱えて働く会社員は職場でのトラブルや、うつの症状によって休職や退職するケースも多い。人間関係や職場コミュニケーションに関するアドバイスなどで、精神・発達障害者の職場適応支援を担う専門職「ジョブコーチ」について考える。(写真:Shutterstock)