サービスも選ぶポイント

(2)ワーケーションユーザー向けの優待提供型

 平日の移動をコンパクトに済ませたいというニーズは、食事も同様です。ホテル内に飲食店があると便利。「観音崎京急ホテル」にはフレンチレストランやカフェなど飲食店が複数あり、平日にOtell経由で予約した宿泊者限定にホテル内飲食店で使用できる割引クーポンを提供しており、ワーケーションユーザーに喜ばれているそうです。

ワーケーション利用中に何度でも利用したくなる(写真=Otell提供)
ワーケーション利用中に何度でも利用したくなる(写真=Otell提供)

 同施設では、ホテル併設の温浴施設「SPASSO」を滞在中に何度でも利用できるワーケーション利用者限定のフリーパスを割引価格で提供するなど、ワーケーションで長期滞在する利用者のニーズをくみ取った、独自の優待を用意しています。

(3)複数のワークスペース併設型

 1週間ほどのワーケーション滞在で出てくる課題が、非日常空間に慣れてしまうことです。当初は新鮮な気持ちで仕事ができていたホテルの部屋も、次第に日常化してきてしまいます。その点、宿に複数のワークスペースがあれば、飽きずに非日常の中で仕事を続けることができます。

使い勝手の良い多彩なコワーキングスペース (写真=HafH提供)
使い勝手の良い多彩なコワーキングスペース (写真=HafH提供)

 和歌山県白浜町にある「ゲストリビングMu南紀白浜」は、コワーキングスペースを4つ併設。海を望みながら発想を広げたいとき、集中して仕事をしたいとき、研修型ワーケーションで利用したいとき、横になりながらリラックスしたいときなど、景色や用途に合わせたリノベーションを実施し、話題を呼んでいます。

 開放感を味わえる仕事場として、屋上にテラス式のワークスペースを設置したのは長野県諏訪市の「RAKO華乃井ホテル」です。屋上から諏訪湖を見下ろしながらテレビ会議に出席できるような、すてきな空間です。

諏訪湖を見下ろしながら仕事できる場所は貴重 (写真=Otell提供)
諏訪湖を見下ろしながら仕事できる場所は貴重 (写真=Otell提供)

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