こんな施設が人気

(1)宿でアクティビティ完結型

 ワーケーションの醍醐味の一つは非日常体験ですが、平日にその時間を捻出するのはハードルが高くなってしまうもの。その点、宿でアクティビティも完結できれば、移動時間がかからず、利便性が増します。

 秩父の宿、「いこいの村ヘリテイジ美の山」では、ホテル敷地内の指定された場所で、手ぶらでたき火を体験できるオプションを用意しています。

スノーピーク製の専用たき火台に薪(まき)をセットして、まったり過ごす(写真=Otell提供)
スノーピーク製の専用たき火台に薪(まき)をセットして、まったり過ごす(写真=Otell提供)

 近年、たき火人気は上がっており、動画を夜な夜な見続ける人もいるそうです。ただ、実際に実行するとなると、器材の用意は手間がかかりますし、場所を探すのも大変です。そんなたき火デビュー層に向けて、薪(まき)とたき火台、火の扱い方の指導付きの「たき火セット」を提供しています(2200円)。約4時間、ただただ薪を燃やし続ける「ひたすらコース」とマシュマロ焼きを楽しめる「マシュマロコース」があり、追加料金を支払えば、ドリンクやおつまみも注文でき、キャンプ気分を味わえます。就業後に、気軽にアクティビティを体験できる宿のサービスは、日中にしっかり仕事をしたい人たちにとっても魅力的なコンテンツと言えます。

 また、雲海ツアー、星の鑑賞会、週末打ち上げ花火、大自然ツアーなど、大自然を満喫できる様々な企画が宿主催で実施されており、都会ではできない体験を気軽に宿内で楽しむことができます。

 そのほか、体を動かすアクティビティを利用しやすいホテルも人気です。例えば、HafHの提携ホテルである和歌山県白浜町の「SHIRAHAMA KEY TERRACE SEAMORE RESIDENCE」の隣には、レンタサイクル店が併設されています(5時間レンタルで3000円)。※2022年3月現在

 短時間のサイクリングであれば体力を消耗せずにリフレッシュできるため、ワーケション中に組み入れやすいアクティビティの一つです。

美しい海を眺めながら足湯ワーケーション(写真=HafH提供)
美しい海を眺めながら足湯ワーケーション(写真=HafH提供)

 また、同施設内には足湯が併設されています。長さ30メートルもある足湯から眺める太平洋は爽快で、運動する気になれない時のリフレッシュになります。

 リフレッシュ手段と言えば、最近、経営者を中心に人気が高まっているのがサウナです。サウナは運動と同じような効能が期待できたり、睡眠の質が改善したりするなど、その効果をうたう本が出版されているほど。

 北海道の「北こぶし知床 ホテル&リゾート」は2021年6月にサウナ室をリニューアル。風景をパノラマで切り取る大きな窓を設置したところ、全国からサウナ好きのビジネスパーソンが集まっているそうです。

冬には流氷も見られる。春夏秋冬の景色を楽しむために各季節、訪れたくなる(HafH提供)
冬には流氷も見られる。春夏秋冬の景色を楽しむために各季節、訪れたくなる(HafH提供)

 このように、リフレッシュ手段が施設内に複数あるのは、平日の移動をコンパクトに抑えたいワーケーション利用者にとって魅力的でしょう。

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