大久保の「ガチ中華」でザリガニ料理やナマズ料理を堪能
第30回 大久保「撒椒小酒館(サンショウコサケカン)」
新年1発目は2022年から一気に人気が広がり、23年も引き続き注目されるであろう「ガチ中華」にスポットを当てる。そもそもガチ中華とは何ぞや。海を渡って日本に来た中国語圏の人たちが提供をしている料理のことを指す。これまで日本人が親しんできた街中の中華料理とはまったくの別物で、中国語圏の人たちが本場の味を再現している。まずは池袋で火がつき、高田馬場や新宿、上野や御徒町、西川口など中国人の多い地域に拡大していった。
中国語圏の人が調理する「ガチ」な味
ガチ中華事情に詳しいサイト「東京ディープチャイナ」によると、ガチ中華はカテゴリーが細分化されており、「ギラギラ系」をはじめ「海外トレンド上陸系」「中華フードコート」「中国外食チェーン」「元祖『ガチ中華』」「南洋中華」などに分かれ、知れば知るほどその中身も深い。
中でもユニークな内装で注目を浴びているのが「ギラギラ系」で、その代表格が「撒椒小酒館(サンショウコサケカン)」だ。池袋店、上野店での成功を受け、22年2月28日、大久保に3店舗目をオープンさせた。場所はJR大久保駅近く、大久保通りと小滝橋通りの交差点付近に位置する。
赤の外装に、緑色で「撒椒」と書かれた大きなネオンサインが浮かび上がる外観。隣接する建物の2階にも他の中華料理店が入っている
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