両国の友情を願ってデザインされた店内
店内は清潔感のある白をベースに温かみのある木製テーブルといすが置かれており、壁面側にはソファ席を配置している。左右の壁面には、ウクライナの国旗をモチーフにした青と黄色のボードと、日本の日の丸をモチーフにした赤のボードが飾られている。日本とウクライナの融合および、両国の友情を願ってデザインされたそうだ。



料理の味は、来店客の大半を占める日本人の口に合わせる工夫もしている。京都にある老舗ホテル内の日本料理屋のレシピ提供を受け、ウクライナ料理に和食テイストを取り入れた、ウクライナ料理と和食のフュージョン料理になっている。
人気のランチメニューは「キーウ風カツレツ丼」。食べやすいひと口サイズのカツの中から、ウクライナ定番のハーブであるディルとバター、にんにくを混ぜ込んだスープがあふれ出る。ご飯の上にカツが4つ乗っており、キャベツの千切りととうもろこしを彩りで添えた。



ウクライナのパンは日本の柔らかいパンとは違い、硬い歯ごたえのものが主流。「ウクライナの黒パン」は、キーウから愛知県安城市に避難してきた夫婦が、避難先で人気のベーカリーショップ「パンのトラ安城店」の呼びかけを受けてアドバイスし、商品化につながったそうだ。「スマチノーゴ」のオーナーは、「ウクライナの黒パン」の売り上げがウクライナ支援に寄付されると聞き、自店でも取り扱うことを決めた。

なぜウクライナ料理店「スマチノーゴ」を出店したのか。オーナーのTAKANE氏に話を伺った。
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