さまざまな飲食店が新型コロナウイルス禍で大きな打撃を受け、回復するまでの苦労が今なお続いている。そんなコロナ禍だったにもかかわらず、2020年9月10日にオープンを果たしたのが「個室焼肉 銀座きたお」だ。運営は「個室会席 北大路」や「個室居酒屋 番屋」など、ビジネスシーンでの接待や会食に特化した大型店を26店舗展開する大東企業(東京・千代田)。「銀座きたお」は、“全室完全個室でおもてなし”をテーマに、焼き肉業態では初の接待に特化した店である。焼き肉の専属の焼き師によるフルアテンドで、いちばんおいしい状態の焼き肉をゆっくり楽しめる新業態だ。

 場所は銀座3丁目にあるビルの地下。個室は2名から最大10名まで利用できる個室が全部で16部屋。落ち着いたセンスある内装で、接待や会食、記念日に最適である。

大きなのれんをくぐると、シックな和空間が広がる
大きなのれんをくぐると、シックな和空間が広がる

 焼き肉店が接待に向かない最大の理由である“焼いた煙が服についてしまう”といった問題。これを、机の下にダクトを設置することで解決している。さらに高性能無煙ロースターが約3分で空気の入れ替えを行っており、肉を焼いても煙が一切出ない強力さが売りだ。この “個室×焼き肉”は、焼き肉が持つ匂いの問題を解決するだけでなく、感染予防対策的にも強いと確信した。

落ち着いたモノトーンの空間に、さりげない間接照明がアクセントとなり、心地よい。10人まで入れる個室もソーシャルディスタンスで6人着席を想定
落ち着いたモノトーンの空間に、さりげない間接照明がアクセントとなり、心地よい。10人まで入れる個室もソーシャルディスタンスで6人着席を想定

 肉は最高級A5ランク黒毛和牛雌牛にこだわり、鹿児島県産や岩手県産のモノを提供。雌牛は融点が低く口の中に入れるとさっと脂が溶け、甘い脂の余韻が楽しめるのが特徴的だ。

カットする前のざぶとんやサーロイン肉の塊を見せて説明。“食材見せ”も醍醐味のひとつ
カットする前のざぶとんやサーロイン肉の塊を見せて説明。“食材見せ”も醍醐味のひとつ

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