名店の唐揚げやギョーザが勢ぞろい

 同店の最大の特徴は、厳選した全国にある名店からお取り寄せした料理でほぼメニューが構成されていることだ。しかも単価はそれほど高くなく、毎日食べても飽きないカテゴリーに絞り込んでいる。

 1番人気は、「太閤 分家 禅閤 鶏の唐揚げ」(600円。以下、価格は全て税込み)。「からあげ王国」の大分県宇佐市で唯一、「九州食べ歩き味100選」に選ばれた、販売数量日本1の唐揚げ専門店「太閤」からのれん分けを認められた「禅閤」(熊本市)から取り寄せている。

 同メニューは、秘伝の味付けをした九州産の若鶏モモ肉を手作業で1個ずつ丁寧に鶏皮でくるむ「本家太閤直伝の製法」を実践している。「禅閤」で味付け、衣付けした鶏肉が送られて来て、「烏森百薬」で最適な温度で揚げている。これにより、日本一の呼び名が高い鶏の唐揚げを、新橋で味わえるというぜいたくができるのだ。1日に平均30皿の注文が入る。

鶏皮でモモ肉をくるむことで、揚げるときにうまみと肉汁を逃さず、外はカリカリ、中はジューシーに仕上がる。大ぶりの唐揚げが3個と、付け合わせで鶏皮だけを揚げたものが少量付く
鶏皮でモモ肉をくるむことで、揚げるときにうまみと肉汁を逃さず、外はカリカリ、中はジューシーに仕上がる。大ぶりの唐揚げが3個と、付け合わせで鶏皮だけを揚げたものが少量付く

 鶏の唐揚げとともに、常連客から愛されているのが、「『餃子の宝永』味噌ダレ餃子」(600円)。北海道十勝音更町の人気ギョーザで、雄大な大地で育ったキャベツ、にんにくやニラがたっぷり入ったボリューム満点のあんと、もちもちな皮がクセになるうまさだ。

お店オリジナルの味噌ダレに細かく刻んだ青ネギをたっぷり乗せている「『餃子の宝永』味噌ダレ餃子」
お店オリジナルの味噌ダレに細かく刻んだ青ネギをたっぷり乗せている「『餃子の宝永』味噌ダレ餃子」

 このツートップメニューはぜひ食べてほしいが、1人飲みを好む人はこの2品だけでおなかが膨れてしまうため、ハーフサイズを用意しているのもうれしい限り。「太閤 分家 禅閤 鶏の唐揚げ」ハーフサイズ(唐揚げ2個500円)と、「『餃子の宝永』味噌ダレ餃子」(ギョーザ2個400円)がある。

 うまい店は、お通しもうまい。「烏森百薬」のお通しは、「マグロのばくだん」(400円)※数量限定。国産本マグロを80年近く競り落とし続けているマグロ仲卸「石司(いしじ)」のお取り寄せ商品を、少量にしてお通しとして活用している。マグロをがっつり食べたい方はメニューにある「『マグロ問屋石司』とろたく丼」(600円)がおすすめ。

マグロに、タクアン、納豆、オクラ、山芋などネバネバ系食材を混ぜて食する「マグロのばくだん」。お代わりしたくなる逸品
マグロに、タクアン、納豆、オクラ、山芋などネバネバ系食材を混ぜて食する「マグロのばくだん」。お代わりしたくなる逸品

 ほかにも熊本名産の「南関あげ」(揚げ豆腐)を使用した「『南関あげ』おいなりさん」(1個200円)や50年の歴史を持つ茨城県五霞町にある卵焼き専門店「『玉木』卵焼き」(600円)、「宮崎名物の辛麺」(600円)など、お取り寄せ料理は全部で25品。オリジナル料理が5品なので、お取り寄せ料理の充実ぶりが分かる。まさに「烏森百薬」は、名店セレクトショップと言えるだろう。

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