猛威をふるっていた新型コロナウイルス「第7波」の新規感染者数が減り始めている。東京都では2022年9月6日の感染者数が9486人で、火曜日に新規感染者数が1万人を下回るのはおよそ2カ月ぶり。都内の感染者数の減少傾向が鮮明となり、いよいよピークアウトが見えてきたと言えよう。

厚生労働省に助言する専門家組織「アドバイザリーボード」の脇田隆字座長も、「減少傾向が続くかどうかは不確定だが大都市圏は減少傾向という予測があり、減少が続いていけばピークアウトかもしれない」(22年8月31日記者会見)と話している。21年11月から12月にかけて東京都の感染者数がわずか30人以下という日が1カ月以上も続く月があった。その時は多くの飲食店が好調で、売り上げもコロナ禍前に迫る勢いの店もあったほどだ。今秋もその再現となってほしいものである。

最強の調理ロボが熟練シェフの調理技術をクイックに再現する

 長引く新型コロナウイルス禍で飲食業界にとって大きな課題のひとつが、働く調理スタッフなどの人材不足だ。この3年間で次世代を担う可能性があった若い優秀な人たちが別業界に流出してしまったのも否めない。

 そんな中、オーダーが入る限りは休みなく働き、休憩や休暇も必要なく、状況によっては人の1.5倍から2倍も働けるとんでもないニューフェースが登場した。自動調理ロボット「P-Robo(ピーロボ)」である。これを導入することにより、商品のオーダーから麺をゆで、具材・ソースの供給、調理、鍋の洗浄までもが自動化される。熟練の調理技術を再現し、おいしさと調理スピードの両立が可能であるという。

 P-Robo は8月6日オープンした恵比寿「Magic Noodle 香味麺房(マジックヌードルこうみめんぼう)」に導入されている。運営は自動調理ロボットの企画・開発を行うTechMagic(テックマジック、東京・江東)。

外観は白い店名看板に、ガラス扉とコンクリートブロックを融合。派手さはないがセンスを感じさせる
外観は白い店名看板に、ガラス扉とコンクリートブロックを融合。派手さはないがセンスを感じさせる

「ウイーン、カチャ。ウイーン、ウイーン、カチャ」

 小気味よい機械音が店内に響き渡る。「P-Robo」が大車輪の活躍だ。この「P-Robo」が導入されたのが恵比寿にある「Magic Noodle 香味麺房」である。場所はJR恵比寿駅西口(バスロータリーやタクシー乗車場のある側)を出て、駅を背に駒沢通り沿いのアーケード、恵比寿駅前通り商店街の左側を直進。徒歩1分程度で、白い看板にコンクリート打ちっぱなしの外観の店舗にたどり着く。東京メトロ日比谷線恵比寿駅に至っては、3番出口から徒歩わずか10秒程度という好立地だ。

店に入ってすぐの受付で、料理やドリンクを注文。先払いシステムで、支払いはクレジットカードや電子マネーのみ。現金は利用できないのでご注意を
店に入ってすぐの受付で、料理やドリンクを注文。先払いシステムで、支払いはクレジットカードや電子マネーのみ。現金は利用できないのでご注意を

 店内は白をベースにした細長い造りでカウンター席のみで、座席数は10。カウンター前はすりガラスだが、調理ロボがメインで稼働するスペースのみ細長い小窓のようなガラスになっていて、カウンター席から観察できる。ただし直前に他の客の注文が入っていなければ調理ロボは稼働しておらず、注文と同時に動き出し調理は短時間で終わってしまうので、調理シーンはお見逃しなく。

白をベースにしたシンプルな店内。カウンター席は空いている席なら自由に好きな場所に座れるので、調理ロボをしっかり観察したい方は左側の席をお薦めする
白をベースにしたシンプルな店内。カウンター席は空いている席なら自由に好きな場所に座れるので、調理ロボをしっかり観察したい方は左側の席をお薦めする

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