スリランカと言えば最近、経済危機という混乱が続く。何かお店に影響はあったか。

藤山氏:スリランカから仕入れていたスパイスなど香辛料が値上がりした。メニュー価格に反映させたくないので、なんとか踏ん張っている。またスリランカに住んでいる友人によると、当初、ガソリンスタンドには2キロぐらいの行列ができるほど、ガソリン不足に陥ったとか。今はやや落ち着きつつある。

スリランカの素晴らしい食文化を日本で広げていく

お店で働くスリランカ人スタッフはどんな反応か。

藤山氏:現在、丸の内・新東京ビル地下にある弁当専門店やセントラルキッチンを含め、アラリヤランカでは6人のスリランカ人のスタッフが働いているが、本国についてみんな心配している。親戚や友人には定期的に連絡を取っているようだ。自分が提唱する「スリランカの素晴らしい食文化を日本で広げていく」ことには賛同してくれている。今後も一緒に頑張っていきたい。

「アラリヤランカ」の今後の展望について。

藤山氏:今年、神奈川県鎌倉市・由比ガ浜の海の家に出店し、弊社のセントラルキッチンからカレーのルーや調理した食材を真空パックにして、都内からビーチまでクイックに届けられることを実証した。これは今後、フランチャイズ店を都内及びその周辺に展開できる手応えともなった。オファーがあれば実現したい。スリランカ家庭料理のおいしさを1人でも多くの方に知ってもらえればこの上なく幸せである。

スリランカ産のドリンクも充実。左から、ライオンスタウト(スリランカ黒ビール、880円)、ライオンラガー(スリランカビール、880円)、エレファントハウスジンジャービアー(ノンアルコール、770円)、エレファントハウスクリームソーダ(770円)、オーガニックのキングココナツジュース(550円)、アラック(スリランカのココナツ蒸留酒、ロック/ソーダ割り660円、ボトル5500円)
スリランカ産のドリンクも充実。左から、ライオンスタウト(スリランカ黒ビール、880円)、ライオンラガー(スリランカビール、880円)、エレファントハウスジンジャービアー(ノンアルコール、770円)、エレファントハウスクリームソーダ(770円)、オーガニックのキングココナツジュース(550円)、アラック(スリランカのココナツ蒸留酒、ロック/ソーダ割り660円、ボトル5500円)

取材を終えて

 正直、筆者にとってなじみがぜんぜんなかったスリランカ料理。初心者は、日本人好みのスリランカカレー(スリランカプレート)から入門編として入っていけばいいだろう。カレーフリークがこぞって食べに来るだけあって、納得のうまさだ。

 しかし、チキンカレーをさまざまな食材と混ぜ合わせて食べる「ランプライス(チキン)」が大変インパクトがあった。最初は、右手の指でつかみながら混ぜて食べる本場スリランカスタイルに抵抗もあるだろうが、郷に入れば郷に従え、だ。スプーンで食べるより、手づかみで食べたほうがよりおいしく感じた。これは、「コンビニのおにぎりより、母親が握ってくれたおむすびのほうがおいしい」にもつながっているような気がする。カレー好きな人はもちろん、スパイシー料理が好きな方は、ランプライスを手づかみで食べて、スリランカ気分に浸るのも良いかもしれない。

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