本連載「負けない外食」では、さまざまなカテゴリーの料理の店を紹介してきた。イタリアンやフレンチなど超メジャーなカテゴリーではないが、さまざまな国の知られていないおいしい料理が、都内には数多く点在する。そんなお店もピックアップして、新型コロナウイルス禍をどのようにして乗り越えているのかを紹介していこう。今回は、五反田で人気急上昇中のスリランカ食堂「アラリヤランカ」だ。

スリランカで用いられる渦巻き状の字体がかわいいシンハラ文字の看板が目を引く店舗外観
スリランカで用いられる渦巻き状の字体がかわいいシンハラ文字の看板が目を引く店舗外観

 JR五反田駅から徒歩6分。首都高速2号目黒線沿いに、白で統一したこじゃれた店舗がたたずむ。2020年3月に開店したスリランカ食堂「アラリヤランカ」である。店名は、もてなしの花とも呼ばれるアラリヤと、島のランカ(Lanka)の造語だ。ちなみにスリ(Sri)が「光り輝く」という意味で、「光り輝く聖なる島」が国名のスリランカの由来といわれている。

 お店のコンセプトは『スリランカのお母さんによる食堂』。スリランカ人女性シェフによる本場スリランカ家庭料理が食べられるとあって、在日スリランカ大使館関係者やスリランカ人夫妻がウエディング会食で訪れるほどだ。

内装も白で統一。スリランカのラジオがBGMとして店内に流れており、スリランカムードを盛り上げる
内装も白で統一。スリランカのラジオがBGMとして店内に流れており、スリランカムードを盛り上げる

 当店の人気メニューが、バナナの葉で包んだランプライスだ。バナナの葉を1枚ずつ開けていくと中から温められた7種類のおかずやライスが出現する。チキンとベジタブルの2種類。

バナナの葉で包んだランプライスを温めることによって、バナナリーフの香りが充満し、より食欲をそそる
バナナの葉で包んだランプライスを温めることによって、バナナリーフの香りが充満し、より食欲をそそる

 チキンのランプライスは、「骨付きチキンカレー」をはじめ「イエローライス」、ココナツを炒めた「ココナツサンボウル」、ナスに赤玉ねぎと青唐辛子を煮込んだ「ナスモージュ」、ジャックフルーツ、じゃがいもスパイス炒め、カットされたゆで卵が中央に置かれる。価格は1650円(以下、すべて税抜き)。

人気のランプライス。手前から時計回りに骨付きチキンカレー、ココナツサンボウル、ナスモージュ、じゃがいもスパイス炒め、ジャックフルーツ。中央にイエローライスとゆで卵
人気のランプライス。手前から時計回りに骨付きチキンカレー、ココナツサンボウル、ナスモージュ、じゃがいもスパイス炒め、ジャックフルーツ。中央にイエローライスとゆで卵

 ベジタブルのランプライスは、カレーは「カシューナッツカレー」となり、ゆで卵の代わりにスリランカピクルスが入る。価格は同じく1650円。

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