1個目そのまま、次はポン酢と鬼おろし、最後はTKG

 「挽肉と米」流のおいしいハンバーグの食べ方はそれぞれ違う食べ方を楽しむこと。1個目のハンバーグは薬味などは一切つけず、肉汁があふれ出し、ジューシーで食べ応えがあるハンバーグ本来のうまさをシンプルに堪能しよう。ハンバーグと炊きたてのご飯の相性は抜群だ。

挽肉と米の定食。ハンバーグが提供されるごとにご飯をおかわりする人多し
挽肉と米の定食。ハンバーグが提供されるごとにご飯をおかわりする人多し

 2個目のハンバーグは「オンザライス」。そのハンバーグの上にシャキシャキな食感の鬼おろしと呼ばれる大根おろしをたっぷりのせて、まろやかな酸味の自家製ポン酢をかけて、「さっぱりハンバーグ丼」を楽しむ。夏バテ気味で食欲があまりなくてもこの食べ方なら進むに違いない。

2個目のハンバーグは、自家製ポン酢と鬼おろし大根の「ハンバーグオンザライス」でいただく
2個目のハンバーグは、自家製ポン酢と鬼おろし大根の「ハンバーグオンザライス」でいただく

 3個目のハンバーグで、無料の生卵が登場、「ハンバーグのせTKG(卵かけご飯)」である。締めにこの食べ方は最高にうまい。筆者はシンプルに生しょうゆをかけたが、食べるしょうゆをかけて味変させるのもいいだろう。

 食いしん坊の方でも合計270gのハンバーグとご飯3膳で大満足すること間違いなしだ。小食の方がハンバーグを3個完食する攻略法としては、ご飯を少なめによそってもらうのも一案だろう。

ハンバーグ3個目の食べ方にふさわしい、ハンバーグのせ生卵ご飯
ハンバーグ3個目の食べ方にふさわしい、ハンバーグのせ生卵ご飯

「当日記帳方式」をクリアせよ

 人気店であるため、「当日記帳方式」という独自の入店システムを取っている。営業時間は、定休日である水曜日以外の昼の部(午前11時~午後3時)と夜の部(午後5時~午後9時、最終入店午後8時20分ごろ)の合計8時間。まず店頭で記帳するために訪問。空きのある範囲で来店時間を選べる。スタッフから整理券をもらい、再来店時間に再び訪問。再来店時間を過ぎてしまうと自動キャンセルになるので少し早めに訪れるのが良いだろう。記帳は午前9時からだが、週末は記帳開始後1時間ほどで昼の部が埋まってしまうとのこと。

 近隣で働く人たちが出社前に記帳して、「挽肉と米」のランチをご褒美に、午前中からバリバリ仕事する姿が目に浮かぶ。昼の部に入るための目安として、平日は午前9時半、土日祝日は午前8時半ごろまでに行っておけば、大抵の場合は記帳できるだろうとのことだ。夜の部も平日は夕方でもOKだが、週末は昼前には埋まることが多い。ただし、これはあくまでも見込みであり、状況が変わった場合は、ご容赦を。

 店に記帳しに行く時間がない人たちは、「ジュウジュウシート」と呼ばれる有料の予約席を利用する手がある。専属の焼き師が付き、専用の焼き場で焼いてくれるので、目の前でジュウジュウとハンバーグが焼かれる様子を観察できる。全6席あり、席のみなら1時間1000円で1席予約できる。2人なら2000円という具合だ。先に2人の予約が入っていた場合は、残り4人まで同時に利用でき、6人席での相席となる。

離れにあるVIPスペースのような空間がジュウジュウシート。専属の焼き師が、目の前の専用の焼き場で焼いてくれる
離れにあるVIPスペースのような空間がジュウジュウシート。専属の焼き師が、目の前の専用の焼き場で焼いてくれる

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