教育改革で注目集める中堅校

 神奈川県にある横浜創英中学校は、同校初となる中高一貫コースの「サイエンスコース」を新設。メディアで取り上げられたことも影響してか、志願者数を大きく伸ばした。千代田区立麹町中学校で通知表による評価をやめるなど大胆な改革で有名となった工藤勇一校長を20年度から迎え、教育改革を進めてきた。東急東横線の妙蓮寺駅から徒歩で通学可能な学校で、世田谷区など受験熱の高いエリアからも通学が可能とあって、もともと立地の面でのポテンシャルも高い学校だ。22年度は2月1日の第1回入試を皮切りに全5回の入試を行い、募集定員は80人。対して出願数は567人となった。

 共学化と校名変更後の初の入試となった、JR中央線・市ケ谷駅近くにある千代田国際中学校にも注目したい。初年度にもかかわらず、志願者数を伸ばす結果となった同校は千代田女学園を前身に持つ学校で、16年に学校法人武蔵野大学との法人合併を実施。千代田国際中学として歩み始めた。募集定員は95人とこちらも横浜創英同様にそれほど多い定員数ではない。にもかかわらず、全志願者数を合わせると336人が出願、134人が合格となった。同校は武蔵野女子学院中学校・高等学校(現・武蔵野大学中学校・高等学校)で18年度から校長として大胆かつ敏速な改革を進めた日野田直彦氏が本年度から校長に就任、その手腕への期待と共学化により志望者が多く集まったとみられる。

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