2021年実施の大学入試は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で過去にないものとなった。また、21年は大学入試センター試験に代わる大学入学共通テストが始まった年でもあったが、当初検討されていた国語と数学の記述式試験や英語の民間試験の導入が見送られるなど混乱があった。
新型コロナ感染者数の多い都市部を中心にオンライン授業が広がった現実を受け、地方大学に目を向ける動きも強まっているとされる。新型コロナと大学入試改革をめぐって受験生が振り回された21年入試を経て、22年入試はどうなるのか。本連載ではこうした変化を検証しながら、今後の動向を探る。