時代が変われば新しいキーワードが生まれる。知らないままだと、恥をかくことも。そんな新たな時代を表す注目用語をまとめたのが、『日経キーワード2022-2023』(日経HR)。本書から一部抜粋して重要キーワードを紹介します。

バイオマス発電

 バイオマスとは動植物などから生まれた生物資源のことで、それを燃焼したりガス化させて発電するのがバイオマス発電。資源エネルギー庁の説明では、バイオマスとは、生物を表す「バイオ」(bio)に、まとまった量を意味する「マス」(mass)を合わせた言葉である。

 バイオマス発電は木材や食品廃棄物などを燃料とするため、地球温暖化対策や資源の有効活用・循環型社会の構築などに寄与するとされる。林野庁の「令和2年度森林・林業白書」では、2019年に全国で燃料材として利用された木材チップ、薪、炭などを含めた木質バイオマスの量は、前年比15%増の1038万(うち国内生産量は693万)立方メートルとなっている。

 12年に再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)が始まり、バイオマス発電が加速。中でも木質バイオマス発電の導入が拡大したことから、経済産業省は18年度より木質バイオマス燃料を新しくカテゴリー分けし、そのうち液体燃料と大規模な固形燃料による発電に入札制度を導入した。発電コストの異なる両者をカテゴリー分けすることで、より適正な買取価格の設定につながると期待されている。22年度からはFITに加えて、市場での売電価格にプレミアム価格が上乗せされる新たな支援策、フィード・イン・プレミアム(FIP:Feed in Premium)を導入し、一定規模以上のバイオマス発電にも適用を始めるとしている。

※本内容は、『日経キーワード2022-2023』(2021年12月発行)のものとなります
日経キーワード 2022-2023』(日経HR編集部)

 時事・経済ニュースがみるみる分かるようになり、短時間でビジネスや社会の動きをつかめる。11テーマ、キーワードは500以上掲載。

 K字経済、SDGs、半導体不足、リスキリング、DX、宇宙ビジネス、脱炭素、ヤングケアラー、8050問題……。

 就職・転職、資格試験、公務員試験、昇進試験、入試、ビジネスなど、さまざまな場面で活用できる。

 幅広いテーマについて「よく耳にするけれども、うまく説明できない…」 そんな言葉の意味や背景が分かる。
1キーワードの解説をコンパクトにまとめ、定義や論点、「今」の状況を端的に押さえるのに最適。

 巻頭企画は激動の2021年を振り返り、未来を理解し生きぬくために重要な語を集めた「2021年の10大キーワード」。

 巻末「資料編」には日経ならではの「基礎用語 ミニ辞典」など、押さえておくと役立つ資料をまとめた。

この記事はシリーズ「時代を切り取る日経キーワード」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。

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