時代が変われば新しいキーワードが生まれる。知らないままだと、恥をかくことも。そんな新たな時代を表す注目用語をまとめたのが、『日経キーワード2022-2023』(日経HR)。本書から一部抜粋して重要キーワードを紹介します。

薬価改定 

 薬価とは、医師が処方する医療用医薬品の公定価格で、この価格を見直すことを薬価改定という。これまでは2年に1度の改定だったが、2021年度から毎年になった。薬価改定は、病院や調剤薬局が卸売業者から仕入れている金額(市場実勢価格)を基に行われる。20年9月の調査では、薬価と仕入れ値の乖離率が平均8%だった。これは、卸売業者の競争などによって、病院などが薬価より安く仕入れているためだ。21年4月からの改定では、平均乖離率8.0%の0.625倍にあたる5%を超える品目を対象として、全品目の約7割である1万2180品目の薬価が下げられた。

 薬価が下がると、製薬会社の売上高が減って経営にはマイナスになるが、患者の負担は減る。政府は薬価改定を毎年行うことで、国民が負担軽減を実感できるとともに、高齢化の進展で増える医療費を4300億円程度抑制でき、その財源となっている国費を1000億円ほど抑えられるとしている。

※本内容は、『日経キーワード2022-2023』(2021年12月発行)のものとなります
日経キーワード 2022-2023』(日経HR編集部)

 時事・経済ニュースがみるみる分かるようになり、短時間でビジネスや社会の動きをつかめる。11テーマ、キーワードは500以上掲載。

 K字経済、SDGs、半導体不足、リスキリング、DX、宇宙ビジネス、脱炭素、ヤングケアラー、8050問題……。

 就職・転職、資格試験、公務員試験、昇進試験、入試、ビジネスなど、さまざまな場面で活用できる。

 幅広いテーマについて「よく耳にするけれども、うまく説明できない…」 そんな言葉の意味や背景が分かる。
1キーワードの解説をコンパクトにまとめ、定義や論点、「今」の状況を端的に押さえるのに最適。

 巻頭企画は激動の2021年を振り返り、未来を理解し生きぬくために重要な語を集めた「2021年の10大キーワード」。

 巻末「資料編」には日経ならではの「基礎用語 ミニ辞典」など、押さえておくと役立つ資料をまとめた。

この記事はシリーズ「時代を切り取る日経キーワード」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。