時代が変われば新しいキーワードが生まれる。知らないままだと、恥をかくことも。そんな新たな時代を表す注目用語をまとめたのが、『日経キーワード2022-2023』(日経HR)。本書から一部抜粋して重要キーワードを紹介します。

中国共産党100年

 中国共産党が1921年7月に上海で結成されてから、2021年で100周年。中国の現行憲法は、共産党を「国家の指導的な立場」と位置付けている。

 習近平(シー・ジンピン)国家主席は21年7月1日、天安門広場で開かれた100周年記念式典で、「衰退と凋落」に置かれていた中国を世界第2位の経済大国に導いた共産党の功績を自賛するとともに、揺るぎない党の「指導的な立場」を内外に強くアピールした。また、党100周年の目標としていた「小康社会(一定のゆとりある社会)」の実現を全面的に達成し、絶対的貧困問題を解決したと宣言。さらに、「一帯一路(巨大経済圏構想)」等の推進によって、49年に迎える「第2の100周年(中人民共和国建国100周年)」までに「社会主義現代化強国」を実現することへの強い自信も示した。

 外交面では、米バイデン政権を念頭に「外部勢力による圧迫には決して屈しない」と対中圧力を強める欧米諸国への対決姿勢を鮮明にした。香港情勢については、統治管轄権を持つ中国政府が香港国家安全維持法の執行を維持すること。中台関係については、台湾独立派の動きを断固阻止すること。「祖国完全統一」は党の終始変わらぬ歴史的任務であることを強調した。

 人権問題で世界から批判され、内政では、「共同富裕(共に豊かになる)」を掲げつつ経済成長の鈍化や急激な高齢化といった問題も抱えている。また11月には「歴史決議」を採択。毛沢東、鄧小平の時代に続く3度目で、習主席の権威を高める狙いがあると見られる。今後も習体制の動向から目が離せない。

※本内容は、『日経キーワード2022-2023』(2021年12月発行)のものとなります
日経キーワード 2022-2023』(日経HR編集部)

 時事・経済ニュースがみるみる分かるようになり、短時間でビジネスや社会の動きをつかめる。11テーマ、キーワードは500以上掲載。

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 就職・転職、資格試験、公務員試験、昇進試験、入試、ビジネスなど、さまざまな場面で活用できる。

 幅広いテーマについて「よく耳にするけれども、うまく説明できない…」 そんな言葉の意味や背景が分かる。
1キーワードの解説をコンパクトにまとめ、定義や論点、「今」の状況を端的に押さえるのに最適。

 巻頭企画は激動の2021年を振り返り、未来を理解し生きぬくために重要な語を集めた「2021年の10大キーワード」。

 巻末「資料編」には日経ならではの「基礎用語 ミニ辞典」など、押さえておくと役立つ資料をまとめた。

この記事はシリーズ「時代を切り取る日経キーワード」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。