時代が変われば新しいキーワードが生まれる。知らないままだと、恥をかくことも。そんな新たな時代を表す注目用語をまとめたのが、『日経キーワード2021-2022』(日経HR)。本書から一部抜粋して重要キーワードを紹介します。

激減する農地と増える耕作放棄地

 耕作放棄地とは、農林水産省の各種統計では、「以前耕地であったもので、過去1年以上作付けせず、しかもこの数年の間に再び作付けする考えのない土地」などと定義されている。農家の自己申告に基づいており、客観的な土地調査で確認された荒廃農地とは区別される。

 全国の耕作放棄地の面積は1980年代半ばまで、約13万ヘクタール前後で推移してきた。その後、過疎化や高齢化による農業人口の減少に伴い急増した。2010年には、滋賀県の面積に相当する約40万ヘクタールまで増えた。近年は微増にとどまっているが、15年の面積は42.3万ヘクタールで、その半数近くは非農家の所有地である。

 こうした状況に対し、政府は14年に農地中間管理機構(農地バンク)を設置した。同機構は農地の集積や貸し出しの仲介などを進め、耕作放棄地の活用を促している。しかし、十分な成果が見えないことから、19年5月に成立した改正農地バンク法に基づき、農地バンク事業の見直しが進められている。

(本内容は、日経キーワード2021-2022発行時点(2020年12月)の内容になります。)
日経キーワード 2021-2022』(日経HR編集部)

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この記事はシリーズ「時代を切り取る日経キーワード」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。