時代が変われば新しいキーワードが生まれる。知らないままだと、恥をかくことも。そんな新たな時代を表す注目用語をまとめたのが、『日経キーワード2021-2022』(日経HR)。本書から一部抜粋して重要キーワードを紹介します。

蓄電池システムは巨大マーケットへ

 現在、実用化されている主な蓄電池には鉛蓄電池やニッケル水素電池、リチウムイオン電池(LIB)など多数の種類があり、自動車や携帯端末、ノートパソコンなど様々な用途で使用されている。住宅用をはじめ、地域や都市単位でも使用され、幅広い場面での活用が可能だ。

 蓄電池システムの開発競争は年々激しくなり、海外でも多くの企業がリチウムイオン電池市場への参入を表明しているが、この分野で日本は先端を走る。その証ともいえるのが、2019年のノーベル化学賞を「リチウムイオン二次電池(リチウムイオン電池)」の開発で受賞した吉野彰氏(旭化成名誉フェロー)の存在だ。近年は、住宅用太陽光発電の需要拡大や環境規制強化の動きを背景とした電気自動車(EV)市場の広がり、さらには年々増加する自然災害への非常用対応策として、蓄電池市場が活況になりつつある。

 富士経済グループの調査によると、EV向け二次電池の市場は18年に1兆1632億円で、30年には18年比7.4倍の8兆5844億円になると予測。また住宅用蓄電システム向け需要については、18年は887億円にとどまったが、30年には18年比3.0倍の2617億円に至ると予測している。

(本内容は、日経キーワード2021-2022発行時点(2020年12月)の内容になります。)
日経キーワード 2021-2022』(日経HR編集部)

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この記事はシリーズ「時代を切り取る日経キーワード」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。