時代が変われば新しいキーワードが生まれる。知らないままだと、ちょっとした恥に繋がることも。そんな新たな時代を切り取る言葉をまとめたのが、日経HRが刊行する『日経キーワード2021-2022』。本書から一部抜粋して重要キーワードをご紹介します。

8050問題

 内閣府が行ったひきこもりの実態調査によると、2018年12月時点で40~64歳のひきこもり者は全国で推計61万3000人とされ、若年層(15~39歳)の同54万1000人を上回った。ひきこもり世代が50代になると、一般的に親は80代前後になる。

 親が働いているうちは生活できるが、定年退職して収入が少額の年金だけになると、いずれ困窮による生活難が待ち受けることから「8050問題」といわれる。こうした家庭では、家族の貧困だけでなく、老齢の親の介護問題なども発生しやすい。

 厚生労働省は、こうした現状に対処するため、有識者会議などで調査と対策を検討し、具体的な内容を明記した最終報告書を作成。20年の通常国会において改正社会福祉法が可決された。行政の縦割りをなくすほか、複合的な社会課題に一括対応する「断らない相談支援」の窓口の設置や、生活困窮者の就労支援を行う。また全国の都道府県などに設置する「ひきこもり地域支援センター」などの相談窓口では、臨床心理士など専門職がカウンセリングを担当。第三者による問題の整理を行い、医療や就労などにつなげる「伴走型支援」の実施を始めている。

(本内容は、日経キーワード2021-2022発行時点(2020年12月)の内容になります。)
日経キーワード 2021-2022』(日経HR編集部)

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この記事はシリーズ「時代を切り取る日経キーワード」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。