時代が変われば新しいキーワードが生まれる。知らないままだと、ちょっとした恥に繋がることも。そんな新たな時代を切り取る言葉をまとめたのが、日経HRが刊行する『日経キーワード2021-2022』。本書から一部抜粋して重要キーワードをご紹介します。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

 通称は「サ高住」。国土交通省・厚生労働省が所管する「高齢者の居住の安定確保に関する法律(高齢者住まい法)」の改正によって創設された制度を利用し、主に民間が運営するバリアフリー対応の賃貸住宅を指す。介護付き有料老人ホームは基本的に要介護度の高い高齢者が対象で、入浴、排泄、食事、生活全般の介助などを専任の介護職員が行うが、希望者が多く入居が難しい。

 それに対しサ高住は、まだ身の回りのことが自分でできることが基本的な入居条件。単独でも夫婦でも入居できる。サービス付き高齢者向け住宅情報提供システムによると、2020年9月末現在、サ高住の登録は全国に25万9272戸あるという。

 サ高住は老人ホームと異なり「賃貸住宅」に該当するため、重度の介護が必要な場合には、運営・関連会社や外部の事業者に介護を別に依頼する必要がある。ただし、一部のサ高住には「特定施設入居者生活介護」の事業所指定を受けた介護型もある。専任の介護職員や看護師をおいているため、このようなサ高住に入居すると、食事や入浴の介助など介護・看護サービスが受けられる。

 超高齢社会に備えるため、国は25年までに高齢者人口に対するサ高住を含む高齢者住宅の割合を4%(146万戸)に増やす目標を立て、補助金などによる支援が行われている。

(本内容は、日経キーワード2021-2022発行時点(2020年12月)の内容になります。)
日経キーワード 2021-2022』(日経HR編集部)

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