時代が変われば新しいキーワードが生まれる。知らないままだと、ちょっとした恥に繋がることも。そんな新たな時代を切り取る言葉をまとめたのが、日経HRが刊行する『日経キーワード2021-2022』。本書から一部抜粋して重要キーワードをご紹介します。

スーパーアプリとは

 スマートフォンだけで、生活に必要なあらゆる機能を提供しようという構想の下、開発されたアプリを総称して「スーパーアプリ」と呼ぶ。具体的には、メッセージ送信やSNS(交流サイト)はもちろん、無料電話、決済、銀行のカード機能、チケットの予約など、一切を1つでこなせるアプリである。それぞれの機能を持ったアプリを単体で使わなくても、スーパーアプリだけで大方のことができるためユーザーの利便性が高くなる。

 代表的なものとして、中国テンセントのインスタントメッセンジャーアプリ「WeChat」、同じく中国・アリババ集団の決済アプリ「Alipay」、配車やデリバリーなどを手配できるインドネシアのアプリ「Gojek」などが挙げられる。中国などでは米国のアプリ使用が規制されているため、自らの技術力を駆使したオリジナルのスーパーアプリを作る流れができている。

 日本でも、ソフトバンクが韓国のLINEを買収し、さらにUberと連携してスーパーアプリ開発への道筋を築こうとしている。

(本内容は、日経キーワード2021-2022発行時点(2020年12月)の内容になります。)
日経キーワード 2021-2022』(日経HR編集部)

 ウィズコロナ時代必携! 時事・経済ニュースがみるみるわかるようになり、短時間でビジネスや社会の動きをつかめる。14テーマ、キーワードは500以上収録。新しい生活様式、総合取引所、菅内閣、ギグワーカー、脱プラスチック、DX、VUCA、インフォデミック……。

 

 就職、公務員試験、資格試験、昇進試験、入試、ビジネスなど、さまざまな場面で活用できる。巻頭カラー企画は、コロナ禍と技術革新で変わる近未来の様子を見通す「どう変わる? “新しい生活"」。巻末の「資料編」には日経ならではのミニ辞典として、「経済・金融」「国際」などの基礎用語をまとめた。

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