時代が変われば新しいキーワードが生まれる。知らないままだと、恥をかくことも。そんな新たな時代を表す注目用語をまとめたのが、『日経キーワード2021-2022』(日経HR)。本書から一部抜粋して重要キーワードを紹介します。

(写真:PIXTA)
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基礎的財政収支(プライマリー・バランス)

 国や地方自治体が1年間に得られる税収などの「歳入」から、公債費(元本の返済や利子の支払いに充てられる費用)を除く「歳出」を差し引いて計算した収支。財政の健全性を表す指標として使われる。日本では1992年度から赤字が続き、国債の発行など借金をしないと財政を賄えない状況が続いている。

 日本政府は財政健全化を重要課題として位置付けており、2020年度には国と地方の基礎的財政収支を黒字化する目標を掲げていた。しかし、18年6月の経済財政運営と改革の基本方針、いわゆる「骨太の方針」において黒字化の目標が25年度に先送りされ、さらに20年7月に閣議決定された「骨太の方針」では、25年の黒字化目標に関する記述も消えた。

 これは、新型コロナウイルス対策のための財政出動で、財政収支が大きく悪化したことによる。20年度補正予算で120兆円を超える規模の財政支出が盛り込まれ、国と地方の基礎的財政収支の赤字は国内総生産(GDP)比で19年度の2.6%から20年度は12.8%に急拡大し、進捗は大幅に後戻りした形だ。

(本内容は、日経キーワード2021-2022発行時点(2020年12月)の内容になります。)
日経キーワード 2021-2022』(日経HR編集部)

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この記事はシリーズ「時代を切り取る日経キーワード」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。