時代が変われば新しいキーワードが生まれる。知らないままだと、恥をかくことも。そんな新たな時代を表す注目用語をまとめたのが、『日経キーワード2022-2023』(日経HR)。本書から一部抜粋して重要キーワードを紹介します。

次世代主力ロケット(H3ロケット)

  宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業が共同開発した次世代主力ロケット「H3」の試験機が2021年1月に公開された。機体価格は約50億円と、従来の半分に抑えた。

  現在運用中の主力大型ロケットには、H−ⅡAロケットとH−ⅡBロケットがある。初代のH−ⅡAロケットの試験機(1号機)が打ち上げられたのは01年。以来、18年10月に打ち上げられたH−ⅡAロケットが40機目。このロケットの打ち上げ能力を高めたものがH−ⅡBロケットで、国際宇宙ステーション(ISS)への物資輸送などを実施している。20年5月には物資補給機「こうのとり」9号機を載せたH−ⅡBロケット9号機の最後の打ち上げが行われた。

  米国、ロシア、フランス、中国など、世界の主要国がロケットの打ち上げ実験を行っており、宇宙ビジネスの国際競争が激しくなっている。

  宇宙ビジネスは高コストになることから、米国の「アポロ」、ロシア(ソ連)の「ソユーズ」、中国の「長征」などのように一大国家事業だったが、米国ではアポロ、スペースシャトルなどの計画を終了。技術の進歩と低コスト化が可能になったことから、民間企業が宇宙ビジネスに乗り出した。開発が進む主な次世代ロケットの代表には、米スペースXの「スターシップ」、米ブルー・オリジンの「ニューグレン」、仏アリアンスペースの「アリアン6」などがある。

  20年に打ち上げられたロケット114機を国別にみると、米国が4割、中国が3割、ロシアと欧州がそれぞれ1割程度となっており、米中の取り組みが圧倒的なのが現状だ。

※本内容は、『日経キーワード2022-2023』発行時点(2021年12月)のものとなります
日経キーワード 2022-2023』(日経HR編集部)

 時事・経済ニュースがみるみる分かるようになり、短時間でビジネスや社会の動きをつかめる。11テーマ、キーワードは500以上掲載。

 K字経済、SDGs、半導体不足、リスキリング、DX、宇宙ビジネス、脱炭素、ヤングケアラー、8050問題……。

 就職・転職、資格試験、公務員試験、昇進試験、入試、ビジネスなど、さまざまな場面で活用できる。

 幅広いテーマについて「よく耳にするけれども、うまく説明できない…」 そんな言葉の意味や背景が分かる。
1キーワードの解説をコンパクトにまとめ、定義や論点、「今」の状況を端的に押さえるのに最適。

 巻頭企画は激動の2021年を振り返り、未来を理解し生きぬくために重要な語を集めた「2021年の10大キーワード」。

 巻末「資料編」には日経ならではの「基礎用語 ミニ辞典」など、押さえておくと役立つ資料をまとめた。

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