時代が変われば新しいキーワードが生まれる。知らないままだと、恥をかくことも。そんな新たな時代を表す注目用語をまとめたのが、『日経キーワード2022-2023』(日経HR)。本書から一部抜粋して重要キーワードを紹介します。

信用スコア

 信用スコアとは、その人がどの程度信用できるのかという信用度合いを具体的な数値で表したもの。信用スコアの数値が高いほど信用度も高くなる。これまでは、クレジットカードで買い物をした際などの返済が確実に行われているかといった金銭面での信用情報が主流だったため、米国ではクレジットスコアとも呼ばれている。

 しかし信用スコアは金銭面だけでなく、性別や年齢、学歴、職歴、年収、生活習慣、交友関係、趣味など様々な個人情報を分析することで算出される。ネット上で利用したサービスやSNS(交流サイト)の履歴データなども利用される可能性がある。実際にどのデータを分析し信用スコアを算出するかは、信用スコアを提供するサービス会社によって異なる。スコアの満点は1000点に設定している場合が多い。

 米国や中国など海外では、既に信用スコアが個人の信用度を判断する基準として利用されている。日本でも、みずほ銀行とソフトバンクが共同出資した金融会社「J.Score(ジェイスコア)」が、2017年に国内で初めてAI(人工知能)を利用した信用スコアの算出サービスを開始した。また19年にはNTTドコモやLINE、ヤフーなども信用スコアの算出サービスを開始している。

 信用スコアが高いと、低金利の借り入れができるなどの特典が得られる半面、経済力の差などで信用スコアが低くなると「できないこと」が増えて新たな差別や格差を生む可能性がある。一度低い評価を受けると負のスパイラルから抜け出せなくなる「バーチャルスラム」に陥る恐れも指摘されている。

※本内容は、『日経キーワード2022-2023』発行時点(2021年12月)のものとなります
日経キーワード 2022-2023』(日経HR編集部)

 時事・経済ニュースがみるみる分かるようになり、短時間でビジネスや社会の動きをつかめる。11テーマ、キーワードは500以上掲載。

 K字経済、SDGs、半導体不足、リスキリング、DX、宇宙ビジネス、脱炭素、ヤングケアラー、8050問題……。

 就職・転職、資格試験、公務員試験、昇進試験、入試、ビジネスなど、さまざまな場面で活用できる。

 幅広いテーマについて「よく耳にするけれども、うまく説明できない…」 そんな言葉の意味や背景が分かる。
1キーワードの解説をコンパクトにまとめ、定義や論点、「今」の状況を端的に押さえるのに最適。

 巻頭企画は激動の2021年を振り返り、未来を理解し生きぬくために重要な語を集めた「2021年の10大キーワード」。

 巻末「資料編」には日経ならではの「基礎用語 ミニ辞典」など、押さえておくと役立つ資料をまとめた。

この記事はシリーズ「時代を切り取る日経キーワード」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。