時代が変われば新しいキーワードが生まれる。知らないままだと、恥をかくことも。そんな新たな時代を表す注目用語をまとめたのが、『日経キーワード2022-2023』(日経HR)。本書から一部抜粋して重要キーワードを紹介します。

ジョブ型採用

 職務内容を明確にして社内外から最適な人材を起用する雇用形態。職種や職位ごとに業務の内容や範囲、必要なスキルなどを細かく記載した「ジョブディスクリプション(職務記述書)」と呼ばれる文書を作成し、人材を募る。勤務時間ではなく、職務(ジョブ)における成果で評価するのが一般的で、主に欧米企業で採用されている。

 従来の日本型雇用は、「メンバーシップ型雇用」と呼ばれる。新卒一括採用と終身雇用を前提に、職務を限定することなく自社の一員(メンバー)をゼロから育てるという考え方に基づいた雇用形態であり、雇用の安定や日本経済の発展に長らく寄与してきた面がある。一方で、組織の硬直化や非効率な長時間労働の温床になりやすく、企業の国際競争力低下につながりかねないといった負の側面も目立ち始めている。

 日本経済団体連合会(経団連)は2021年の春季労使交渉で、ジョブ型雇用を新卒から取り入れるよう提案するなど、積極的に推進している。新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけにテレワークが普及し、勤務時間での評価が難しくなる中、既に大手企業を中心に、主に管理職や中途採用でジョブ型雇用が広がりつつある。21年4月から全企業に同一労働同一賃金が適用されたことも、ジョブ型雇用が広がる一因となっている。

※本内容は、『日経キーワード2022-2023』発行時点(2021年12月)のものとなります
日経キーワード 2022-2023』(日経HR編集部)

 時事・経済ニュースがみるみる分かるようになり、短時間でビジネスや社会の動きをつかめる。11テーマ、キーワードは500以上掲載。

 K字経済、SDGs、半導体不足、リスキリング、DX、宇宙ビジネス、脱炭素、ヤングケアラー、8050問題……。

 就職・転職、資格試験、公務員試験、昇進試験、入試、ビジネスなど、さまざまな場面で活用できる。

 幅広いテーマについて「よく耳にするけれども、うまく説明できない…」 そんな言葉の意味や背景が分かる。
1キーワードの解説をコンパクトにまとめ、定義や論点、「今」の状況を端的に押さえるのに最適。

 巻頭企画は激動の2021年を振り返り、未来を理解し生きぬくために重要な語を集めた「2021年の10大キーワード」。

 巻末「資料編」には日経ならではの「基礎用語 ミニ辞典」など、押さえておくと役立つ資料をまとめた。

まずは会員登録(無料)

有料会員限定記事を月3本まで閲覧できるなど、
有料会員の一部サービスを利用できます。

※こちらのページで日経ビジネス電子版の「有料会員」と「登録会員(無料)」の違いも紹介しています。

※有料登録手続きをしない限り、無料で一部サービスを利用し続けられます。

この記事はシリーズ「時代を切り取る日経キーワード」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。