時代が変われば新しいキーワードが生まれる。知らないままだと、恥をかくことも。そんな新たな時代を表す注目用語をまとめたのが、『日経キーワード2022-2023』(日経HR)。本書から一部抜粋して重要キーワードを紹介します。

BCP(ビーシーピー)

 BCPとはBusiness Continuity Planの略で、災害や事故、テロなどの非常時に企業が損害を最小限に抑え、重要業務の継続や早期復旧を可能とするために事前に取り決めておく行動計画のこと。継続・復旧を優先すべき中核事業の特定をはじめ、中核事業の目標復旧時間、緊急時に提供可能なサービスのレベル、事業拠点や生産設備などの代替策を定めて社内で共有することにより、他社への顧客流出、マーケットシェアの低下、企業評価の低下などの防止を図る。

 欧米では1990年代に金融機関やIT(情報技術)系企業が導入を始め、2001年の米同時テロを機に他業種へも広がった。日本では内閣府が05年より「事業継続ガイドライン」を公表してBCPの策定を推奨しており、11年の東日本大震災を受けて認知が進んだ。また新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、感染症リスクに対応したBCPの策定も注目を集めた。

 内閣府が20年2月に実施した調査によると、BCPを策定済みの企業は大企業68.4%(前回調査64.0%)、中堅企業34.4%(同31.8%)とともに増加し、策定中を含めると大企業は約83%、中堅企業は約53%だった。政府は20年までに大企業の策定率100%、中堅企業の策定率50%という目標を掲げてきたが、実効性のあるBCP策定が進んだとは言い難い。

※本内容は、『日経キーワード2022-2023』発行時点(2021年12月)のものとなります
日経キーワード 2022-2023』(日経HR編集部)

 時事・経済ニュースがみるみる分かるようになり、短時間でビジネスや社会の動きをつかめる。11テーマ、キーワードは500以上掲載。

 K字経済、SDGs、半導体不足、リスキリング、DX、宇宙ビジネス、脱炭素、ヤングケアラー、8050問題……。

 就職・転職、資格試験、公務員試験、昇進試験、入試、ビジネスなど、さまざまな場面で活用できる。

 幅広いテーマについて「よく耳にするけれども、うまく説明できない…」 そんな言葉の意味や背景が分かる。
1キーワードの解説をコンパクトにまとめ、定義や論点、「今」の状況を端的に押さえるのに最適。

 巻頭企画は激動の2021年を振り返り、未来を理解し生きぬくために重要な語を集めた「2021年の10大キーワード」。

 巻末「資料編」には日経ならではの「基礎用語 ミニ辞典」など、押さえておくと役立つ資料をまとめた。

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