時代が変われば新しいキーワードが生まれる。知らないままだと、恥をかくことも。そんな新たな時代を表す注目用語をまとめたのが、『日経キーワード2022-2023』(日経HR)。本書から一部抜粋して重要キーワードを紹介します。

リスキリング(学び直し)

 リスキリング(reskilling)とは、企業が今後必要となる仕事上のスキルや技術を、再教育で社員に身につけさせること。同じような学び直しの概念に「リカレント教育」がある。リカレント教育が一時的に仕事を離れ、大学や教育機関に入り直すことを意味するのに対し、リスキリングは仕事を続けながら新たな業務に就けるように継続して学び続けることを指す。

 近年では、リスキリングがデジタルトランスフォーメーション(DX)に対応するための人材戦略として注目を集めている。海外ではその重要性が広く認識されており、2020年1月に行われた世界経済フォーラム(ダボス会議)では、第4次産業革命に対応したスキルを身につけるため、30年までに世界で10億人のリスキリングを支援するプログラムを立ち上げることが決まった。

 日本でもリスキリングに取り組む企業が増えつつある。キヤノンは工場従業員を含む1500人にクラウド技術やAI(人工知能)の研修を実施し、成長分野の医療関連への配置転換を進めている。日本経済団体連合会(経団連)が20年11月に発表した新成長戦略にも、「企業のDXに伴い社内で新たに生まれる業務に人材を円滑に異動させるため、リスキリングも必要となる」との文言が盛り込まれている。

※本内容は、『日経キーワード2022-2023』発行時点(2021年12月)のものとなります
日経キーワード 2022-2023』(日経HR編集部)

 時事・経済ニュースがみるみる分かるようになり、短時間でビジネスや社会の動きをつかめる。11テーマ、キーワードは500以上掲載。

 K字経済、SDGs、半導体不足、リスキリング、DX、宇宙ビジネス、脱炭素、ヤングケアラー、8050問題……。

 就職・転職、資格試験、公務員試験、昇進試験、入試、ビジネスなど、さまざまな場面で活用できる。

 幅広いテーマについて「よく耳にするけれども、うまく説明できない…」 そんな言葉の意味や背景が分かる。
1キーワードの解説をコンパクトにまとめ、定義や論点、「今」の状況を端的に押さえるのに最適。

 巻頭企画は激動の2021年を振り返り、未来を理解し生きぬくために重要な語を集めた「2021年の10大キーワード」。

 巻末「資料編」には日経ならではの「基礎用語 ミニ辞典」など、押さえておくと役立つ資料をまとめた。

この記事はシリーズ「時代を切り取る日経キーワード」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。