時代が変われば新しいキーワードが生まれる。知らないままだと、恥をかくことも。そんな新たな時代を表す注目用語をまとめたのが、『日経キーワード2022-2023』(日経HR)。本書から一部抜粋して重要キーワードを紹介します。

銀行サービスの改革

 少子高齢化の進行や長引く超低金利、社会のデジタル化などにより、銀行が迫られている一連の改革のこと。

 その1つは収益構造の改革である。銀行は中核業務の融資だけでは以前のように収益を得ることができなくなり、ビジネスモデルの見直しが急務となっている。しかし、他業種の企業が相次いで銀行業に参入する一方、銀行は銀行法によって金融以外の新規事業への進出を厳しく制限されてきた。2021年5月に成立した、銀行法を含む金融関連改正法によって、そうした規制が緩和され、銀行の収益機会の拡大が期待されている。

 社会のデジタル化に伴う改革も進められている。ふくおかフィナンシャルグループ(FG)は21年5月、スマートフォンのアプリ経由で銀行サービスを提供する国内初のデジタル銀行「みんなの銀行」の営業を開始。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から非対面取引のニーズが高まっており、他行もデジタル銀行の開業準備やデジタル通帳の導入、インターネットバンキングのサービス拡充などを加速している。

 また、デジタル取引への移行やコスト削減を目的に、メガバンクや地方銀行では紙の預金通帳の有料化、入出金が一定期間ない休眠口座への管理手数料導入、ATM手数料の無料サービス廃止など、手数料を新設する動きも広がっている。一方で21年10月から、40年以上見直されていなかった銀行間の送金手数料が引き下げられた。それをきっかけに各行の振込手数料も次々と値下げされるなど、銀行サービスは変革の真っただ中にある。

※本内容は、『日経キーワード2022-2023』発行時点(2021年12月)のものとなります
日経キーワード 2022-2023』(日経HR編集部)

 時事・経済ニュースがみるみる分かるようになり、短時間でビジネスや社会の動きをつかめる。11テーマ、キーワードは500以上掲載。

 K字経済、SDGs、半導体不足、リスキリング、DX、宇宙ビジネス、脱炭素、ヤングケアラー、8050問題……。

 就職・転職、資格試験、公務員試験、昇進試験、入試、ビジネスなど、さまざまな場面で活用できる。

 幅広いテーマについて「よく耳にするけれども、うまく説明できない…」 そんな言葉の意味や背景が分かる。
1キーワードの解説をコンパクトにまとめ、定義や論点、「今」の状況を端的に押さえるのに最適。

 巻頭企画は激動の2021年を振り返り、未来を理解し生きぬくために重要な語を集めた「2021年の10大キーワード」。

 巻末「資料編」には日経ならではの「基礎用語 ミニ辞典」など、押さえておくと役立つ資料をまとめた。

まずは会員登録(無料)

有料会員限定記事を月3本まで閲覧できるなど、
有料会員の一部サービスを利用できます。

※こちらのページで日経ビジネス電子版の「有料会員」と「登録会員(無料)」の違いも紹介しています。

※有料登録手続きをしない限り、無料で一部サービスを利用し続けられます。

この記事はシリーズ「時代を切り取る日経キーワード」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。