時代が変われば新しいキーワードが生まれる。知らないままだと、恥をかくことも。そんな新たな時代を表す注目用語をまとめたのが、『日経キーワード2022-2023』(日経HR)。本書から一部抜粋して重要キーワードを紹介します。

脱プラスチック

 海洋汚染の原因となる使い捨てプラスチック製品の利用を制限しようとする動き。すでに世界の海には1億5000万トンものプラスチックごみが存在し、そこへ年間800万トン以上が新たに流入しているとされる。この海洋プラスチックごみは、マイクロプラスチックと呼ばれる大きさ5ミリメートル以下の粒子となって生態系に悪影響を及ぼすことが懸念されており、世界で脱プラスチックの動きが加速している。

 2018年6月の主要7カ国首脳会議(G7)でプラスチックごみ削減の数値目標を盛り込んだ「海洋プラスチック憲章」がまとめられ、欧州連合(EU)を筆頭に各国で具体的な取り組みが進められている。日本は米国とともにこの憲章への署名を見合わせたが、19年6月に大阪で開かれた主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)で、50年までに海洋プラスチックごみによる新たな汚染をゼロにする目標を共有。30年までに使い捨てプラスチックの排出量を累積で25%削減することを目指す「プラスチック資源循環戦略」を策定し、20年7月にレジ袋有料化を開始した。22年4月には、小売店や飲食店に使い捨てのストローやスプーンなどの使用削減を義務付け、有料化や代替素材への転換を求める新法の施行を予定している。

 こうした流れを受け、国内でもプラスチック製ストローを廃止する外食チェーンや、ラベルレスのペットボトル飲料を販売する飲料メーカーなどが増加。化石燃料由来のプラスチックの代替品として、包材などを生物由来のバイオマスプラスチックや、微生物によって分解される生分解性プラスチックへ切り替える企業も増えている。

※本内容は、『日経キーワード2022-2023』(2021年12月発行)のものとなります
日経キーワード 2022-2023』(日経HR編集部)

 時事・経済ニュースがみるみる分かるようになり、短時間でビジネスや社会の動きをつかめる。11テーマ、キーワードは500以上掲載。

 K字経済、SDGs、半導体不足、リスキリング、DX、宇宙ビジネス、脱炭素、ヤングケアラー、8050問題……。

 就職・転職、資格試験、公務員試験、昇進試験、入試、ビジネスなど、さまざまな場面で活用できる。

 幅広いテーマについて「よく耳にするけれども、うまく説明できない…」 そんな言葉の意味や背景が分かる。
1キーワードの解説をコンパクトにまとめ、定義や論点、「今」の状況を端的に押さえるのに最適。

 巻頭企画は激動の2021年を振り返り、未来を理解し生きぬくために重要な語を集めた「2021年の10大キーワード」。

 巻末「資料編」には日経ならではの「基礎用語 ミニ辞典」など、押さえておくと役立つ資料をまとめた。

この記事はシリーズ「時代を切り取る日経キーワード」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。

ウェビナー開催、「一生健康で飲むための『飲酒の科学』」

■開催日:2022年5月30日(月) 19:00~20:00(予定、開場はセミナー開始10分前から)
■テーマ:一生健康で飲むための『飲酒の科学』
 

■講師:肝臓専門医 浅部伸一氏/酒ジャーナリスト 葉石かおり氏
■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員と日経Goodayの有料会員は無料で視聴できます(いずれも事前登録制、先着順)。視聴希望でまだ有料会員でない方は、会員登録をした上で、参加をお申し込みください。


>>詳細・申し込みはこちらの記事をご覧ください。