ドラゴンボール、ワンピースのメタバースは?

 バンダイナムコHDは、「ファンに寄り添ったIPごとのメタバースをつくっていく」という方針を掲げる。ガンダムは第1弾であり、ドラゴンボールや仮面ライダー、ワンピースといった同社が持つIPで個別のメタバースを立ち上げていくことも視野に入りそうだ。そのために欠かせないのがデジタル人材で、基本給アップはそのための布石でもある。

 バンダイナムコHDが中期計画で狙う2025年3月期の売上高は1兆1000億円、営業利益は1250億円だ。22年3月期の業績見通しからそれぞれ3割増を目指している。

 野心的な目標を達成するカギとなるのが、ファンが多い強いIPを使ったメタバースといえるだろう。仮想空間だけに閉じず、リアルの商品販売にもつなげようとしているだけにメタバースに対する期待は大きい。その第1弾となるガンダムメタバースは、まさにバンダイナムコHDの未来を占うプロジェクトと言えそうだ。

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