七色な性別の理解と促進
たびたび特集テーマとして挙がるLGBTQ。数年前は、「LGBT」という4文字でのキーワードだったが、今ではLGBTQが一般名詞化されるなど、今や常識として最低限知っておくべきキーワードの一つだ。
LGBTQに配慮した製品やサービスは至極当然となり、顧客だけでなく雇用の面でも対応に前進が見られる。だが、LGBTQというキーワードに内包されている意味の理解まではまだ進んでいない。法整備も滞っている。今回は、キーワードの基本的な意味をひもといていく。

そもそもLGBTQとは何を意味するのか
LGBTQとは、人の性を示す単語である。人の性的指向や性自認を意味する単語があり、その頭文字を取って組み合わせている。
- 「(L)レズビアン」
- 「(G)ゲイ」
- 「(B)バイセクシュアル」
- 「(T)トランスジェンダー」
- 「(Q)クィア/クエスチョニング」
の頭文字から構成されている。
意味としては
- 「レズビアン」女性を自認し女性に魅力を感じる人。女性同性愛者。
- 「ゲイ」男性を自認し男性に魅力を感じる人。男性同性愛者。
- 「バイセクシュアル」男性にも女性にも魅力を感じる人。両性愛者。
- 「トランスジェンダー」出生時の性別とは異なる性自認を持つ人。また、異なる性別に変更した人。
- 「クィア」もともとは風変わりや奇妙という意味を持ち、どれにも当てはまらないなどの意味を持つ人が使うことが多い。
- 「クエスチョニング」性自認や性的指向について、定まっていない。違和感がある。一つではないとしている人。
LGBTはここ数年で、「Q」まで含めて使われることが多い。だが、この5つのキーワードで人の性を全て網羅できているかというと、そうではない。
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