6種の鍋で検証した、15分炊きの真骨頂

 今回は条件をそろえるため、実験は、コンビニ・スーパー問わず(おそらくは全国的に)手に入れやすいセブンプレミアムの「名匠のお米 つや姫ブレンド」を炊いた。実験用に選んだ釜は6種類。

・内側が樹脂加工の鍋
ティファール・ソースパン18cm(蒸気穴つきフタ)
ハリオの「フタがガラスのIH対応ご飯釜雪平」3合炊き

・土鍋
普通の土鍋「三島」8号(2L、内寸:213×70㎜)
無印良品の「土釜おこげ」3合炊き

・厚くて重い鍋
ストウブ「ピコ ココット ラウンド ブラック」20cm
南部鉄器(及源)の「南部ごはん釜」3合炊き

 樹脂加工、土鍋、重い鍋とそれぞれ汎用鍋とご飯専用鍋を用意した。結論から言うと、鍋によって加熱加減の調整は必要だったものの全ての鍋でそれぞれ味のあるご飯が炊き上がった。従来型の「蒸らし」工程を入れるご飯だけでなく、噛みごたえのあるハリのあるご飯もぜひ楽しんでいただきたい。

 ちなみに炊飯器で炊くならきっちり浸漬→「早炊き」でもわりとおいしく炊くことができる。自分で鍋を使いこなし、自在に炊飯する楽しみも秋の新米の時期に心得ておきたい。

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