日本の人口減少が始まり、日本の国内市場が縮小していく。こうした中、中堅・中小企業でも海外進出を再び考えるところが増えている。その中でも経済成長が続いており、日本文化にもなじみやすいアジアは進出先の有力候補といえる。ただ、いくら有望な市場があっても、経営トップの舵取り次第でうまくいくものもいかなくなってしまう。そこで、化粧品メーカーのマンダム、菓子メーカーの森永製菓で長く海外現地法人の責任者を経験し、本社でも海外担当責任者を長く務めた著者の山下充洋氏が、海外進出に必要な心構え、準備、流通網の構築、パートナーの作り方、人材選定のカギなどを具体的に指南していく。