
一方で、たとえムームが商業的に失敗しても、僕は驚かないと思います。
もちろん成功を目指してはいますが、そもそもノウハウのない分野で一発必中なんて無理な話。大切なのはチャレンジすることです。失敗は、ノウハウにつながる気づきの宝庫であり、99の失敗は1つの大成功を生むのです。
失敗できる範囲は「会社が潰れない限り」という大前提があります。ムームも、投資を回収できなかったとしても会社が傾くことにはなりません。こうした投資は“失敗してもいい予算”と名付け、積極的に実行しています。
主力事業の営業利益の3割は投資する
新規事業への投資というリスクのあるチャレンジを、迷わず、かつ安全に進めるために、僕はずっとある基準を設けてきました。「主力事業の営業利益の3割を新規事業に投資する」というものです。これの基準を胸に、僕はアパレルという斜陽産業の中で戦ってきたのです。
次回は、どんな新規事業を展開したか、また、その意外な理由をお話しします。

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