最近では特にIT業界の経営者と会うことが多いです。例えば、同じアパレル業界の人と会うのは楽なんです。相手が話している言葉の意味も、戦略の話も、100%理解できますから。

 でも、IT業界の人は、何を言っているのかさっぱり分からない。だから、正直ちょっとしんどい。しかし、そこから逃げると自分の成長が止まってしまうので、あえてしんどい話に立ち向かっているのです。

難しい話の中に新たな経営のヒントがある

 最近興味を持っているのは、金融とITの融合サービスの「Fintech(フィンテック)」です。中でも、すごいなと思うのは、クレジットカードに代わるスマホ決裁サービスを開発している「Origami(おりがみ)」という会社です。近い将来、Origamiのサービスですべての決裁が済むようになる時代が訪れるのではないかと思っています。

 Origamiの康井義貴社長は30代の若さで金融庁や信販会社とも渡り合いながら、アメリカではなく、もっと進んでいる中国のFintechに注目しています。アパレル事業とFintechはまったく違うサービスですから、彼の話を聞いても、難しすぎて、理解できません。

分からない言葉は帰宅後に調べるなどして、新たな知識や知見を身につけていく

 家に帰ってこっそりインターネットで調べることもありますし、「Yahoo!知恵袋」に質問を送ろうかと思うくらいです。ですが、そんなに難しい話でも、3回程会って話を聞いていると、分かり出す瞬間がある。英語が突然聞こえ出す感覚に近いかもしれません。

 他にも、お付き合いのある経営者の中に、堀江貴文さんもいます。堀江さんは世界中の企業のケーススタディーを頭の中で整理されているので、勉強になります。

 以前、堀江さんに「メチャカリ」について相談したことがあります。「どうしたらもっと服のレンタルが世の中に浸透するでしょうか?」と。それに対して堀江さんは、「石川さん、服が好きでしょう? だからダメなんですよ」と答えたんです。衝撃でした。