関西ローカルながら、不思議な人気を持つテレビ番組「~オトナ度ちょい増しTV~おとな会」。そこでは、独自の手法で成功した会社などが取り上げられている。関西ならではの着眼点、ど根性、そしてユーモア―――、そのエッセンスを伝えていく。第10回は、番外編。日本海に浮かぶ離島・隠岐郡中ノ島の海士町が100億円超えの赤字から立ち直ったお話です。

 こんにちは! 大阪はMBS(毎日放送)のアナウンサー上泉雄一です。

 私は今「~オトナ度ちょい増しTV~おとな会」(水曜深夜0時49分から放送・関西ローカル)という番組の司会をしております。

 先日、夏休みを利用して「おとなの一人旅」に行ってきました。行き先に選んだのは長野県の阿智村というところ。実はここ、「日本一の星空を楽しめる村」として村おこしに成功し、全国からお客様が訪れる場所となった奇跡の村なんです。その星空の美しさと、地域活性化成功の秘密は後日お伝えするとして、そこで食べた蕎麦が最高に美味しかったんです!

信州でふらりと入った蕎麦屋で頼んだのはシンプルな「ざるそば」

 せっかく長野に来たのだから、長野らしいモノを食べないと……と関西人の欲張り根性で入ったのが「そば処おにひら」。

 どのメニューも美味しそうだったのですが、やっぱりシンプルに「ざるそば」を注文。

 南信州産のそば粉と北海道幌加内産のそば粉を独自の割合でブレンドし、毎朝石臼であら挽きにしているそうです。筆者は個人的には「蕎麦をどっぷりとつゆに浸したい派」なんですが、そこは「おとなの一人旅」。ちょっと背伸びして、蕎麦を敢えて半分ほどしかつゆにつけず、一気にすする……というやり方で食します。うん!蕎麦の風味を感じるぞ! ズルズルッ。うん!旅先で一人蕎麦、これぞ「おとな」だと、そんな自分にひたっているうちにアッという間に完食。

 量だけで言うと、ざるそば1人前(700円)だと物足りない方もいらっしゃるかもしれませんが、旅先では朝食からしっかり頂戴し、お土産の試食、ご当地スイーツも味わってそしてメインの夜のお食事と、とにかく食べることを楽しまねばなりません。あえてお昼は軽めするのも「おとな」ならではの旅かと感じております。

 ちなみに名物の「おにひら」(1700円)は蕎麦3人前となっていて、ご夫婦、お友達で天ぷらの盛り合わせとお酒を合わせてつつきながらお召し上がりいただくのはよろしいかと思いますが、ゆめゆめお一人でご注文されることなきように!

 さて、皆さんは「自分の住んでいる町がなくなる」なんてこと、考えたことはおありでしょうか?

 市町村合併などで町名が変わる経験をされた方はいらっしゃるかもしれませんが、「町そのものがなくなる」なんて想像したことがないと思います。しかし、狭いようで広いニッポン。町がなくなる危機から奇跡の回復を成し遂げた島があるのです。

 日本海に面した島根半島の沖合、およそ60Kmに浮かぶ隠岐諸島。その中の1つ「中ノ島」は「海士町(あまちょう)」という町名で、1島1町の小さな島なんです。

【島根県隠岐郡海士町DATA】
・面積 33.52平方キロメートル
・人口 2354人(平成27年国勢調査速報)
・主な産業 水産業、農業(畜産含む)
・出身有名人 田中美佐子(女優)