【メソッド4】おいしさと(???)を同時に提供
日世は自社のソフトクリームを扱うお店にあるお願いをしています。それは、お客さんを笑顔にするための対応なのですが、いったい何だと思いますか?
皆さんも幼い頃にご経験ありませんか。ソフトクリームを買ってもらった瞬間、嬉しくて勢い余ってクリームを落としてしまったこと。ありますよね? あの時の気持ちといえば、あんなに悲しい事はありません。そこで……。
子供がソフトクリームを落としてしまったら
もうお分かりでしょうか。日世が取扱店に対してお願いしているのは「もし小さなお子様がソフトクリームを落としてしまったら、無償で交換する」ということなのです。

これも「ソフトクリームは楽しい思い出の中にあってほしい。悲しい思い出として残ってほしくない」という日世のポリシーによるものです。小さなお子さんにしてみれば、手にしたばかりのソフトが落ちてしまうのは、この世の終わりに等しいショッキングな出来事です。それを笑顔で交換してくれるなんて、こんなに嬉しいことはありません。
【メソッド4】おいしさと( 楽しい思い出 )を同時に提供
では、ここで「日世」の成功メソッドをまとめてみましょう。
【メソッド2】( ご当地ソフト )で新たな価値を見出した
【メソッド3】ソフトの可能性を広げた( コーン )の開発
【メソッド4】おいしさと( 楽しい思い出 )を同時に提供
毎回番組では、取材の最後に、「おとなフィロソフィ」と名づけて、経営者やリーダーに企業理念や経営哲学を端的に語ってもらっています。
日本人に「ソフトクリーム」を浸透させてきた日世。
その哲学「おとなフィロソフィ」を伺いました。
茨田さんは「ただ召し上がっていただくだけでなく、どこかに行って誰かと食べた。その思い出の中にソフトクリームがある。その空間をお届けしたいんです」とおっしゃいました。

時代の発展と足並みをそろえるように進化してきたソフトクリームというデザート。
「食」の中でもデザートというのはお腹を満たすというより、+αの要素がありますよね。気持ちに余裕がないとその要素は楽しめませんし、むしろ、デザートを食べることで心に余裕が生まれることもあります。
想像してみてください。例えば、お父さん、お母さん、お子さん家族みんなでソフトクリームを食べている家族の姿を。きっとそこには全員の笑顔があるはずです。

これから、行楽地や帰省先のサービスエリアでご当地ソフトを見かけることがあると思います。特に男性読者の皆さま、よろしければ家族みんなで、ご友人みんなで、是非照れずに最高の笑顔でソフトクリームをお召し上がりください。きっとこの夏一番の思い出になるかもしれませんよ。何よりそれが日世の一番の想いなのですから。
(今回の記事は「~オトナ度ちょい増しTV~おとな会」2016年6月1日放送分を元に構成しました。編集:日経トップリーダー)

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