【メソッド3】ソフトの可能性を広げた(???)の開発

 日世は「コーン」のさらなる開発にも力を入れ、現在は20種類ものコーンを作っています。中でも今、大好評のコーンはクッキーのような焼き菓子を丸めて作られた「ラングドシャコーン」です。そして、コレに合わせるクリームも特別に開発。乳脂肪分を従来の8%から12.5%に大幅にアップさせた濃厚なクリームを使ったのです。サイズも全長16センチほどと大きすぎず、また小さすぎず。完成したのは「日世史上最高級ソフトクリーム」と言われている「クレミア」。お値段は515円と高額です。

日世史上で最高級と称される「クレミア」
日世史上で最高級と称される「クレミア」
  

 この「クレミア」誕生にもきっかけがありました。日世がマーケットリサーチのためお客様にアンケートを取ったとき、ターゲット層の重要な部分を占める20~30代の女性が案外ソフトクリームを食べていなかったことが分かりました。理由は「どこで食べても同じ味」「子どもっぽい感じがする」というもの。

 そこで日世は、「この女性たちが食べたくなるソフトクリームを!」と新商品の開発に着手。3年の歳月を費やし、400回以上もの試作を重ねた末、完成させたのです。結果、見事にターゲットに突き刺さり「自分へのごほうび」として働く女性を中心に人気はうなぎ登り! 2013年の発売から、現在は27倍の売り上げを記録しています。

 あまりにも美味しそうな映像に、筆者もどうしても食べたくなり大阪・梅田にある阪急三番街の中の日世直営店「スウェーデン」に行って食べてきました。2年ぶりに注文するソフトクリームに照れはありましたが、一口食べた瞬間、そんなものが全て吹っ飛びました! 確かに濃厚なクリーム、しかし決してしつこくなく、いつまでも余韻に残る甘さを感じたまま、合わせて食べるラングドシャコーンの絶妙な食感と風味は、これまでのソフトクリームになかった感覚です。515円、いやそれ以上の値打ちを十分味わえました。店内ではこの「クレミア」を注文される方が多くいらっしゃって、改めてその人気を実感しました。コーンの開発に力を入れることによってできたソフトクリーム。今後も新たな可能性はまだまだ広がりそうです。

【メソッド3】ソフトの可能性を広げた( コーン )の開発

 では、最後のメソッドを見ましょう。

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