毎回番組では、取材の最後に、「おとなフィロソフィ」と名づけて、経営者やリーダーに企業理念や経営哲学を端的に語ってもらっています。

 

 徹底した品質管理でお茶の味を伝え、新しい可能性も追い求めてきた社長と専務に、その哲学「おとなフィロソフィ」を伺いました。

 すると、お二人が口をそろえてこうおっしゃいました。
「品質本位のお茶づくり。これに尽きます」

 社長の絶対的な舌はもちろん、専務の様々なアイデアも、根底にあるのは徹底的に品質にこだわったお茶があるからこそ。300年に渡って伝統を守り続けているお茶の味も、その日の気温やお茶の具合によってブレンドを変えるということは、時代に合わせて少しずつ変化し進化しているはずです。しかし、私たちは丸久小山園のお茶を飲んだとき、昔ながらの変わらぬ伝統の味と感じ美味しく楽しめています。

「品質をしっかり保ちながら進化し続けること」。
数多くの方に愛され、残っていく企業やモノは、どんな形であれ、この「品質をしっかり保ちながら進化し続けること」を愚直に実行されています。
 筆者はアナウンサーという生業をしています。今、テレビ業界自体が何かと風当たりの強い状況になり、「テレビ離れ」なんて言葉もよく耳にする時代になっています。テレビの歴史なんて、誕生してまだ100年も経ってはいませんが、この先、数多くの方に愛され、残っていくには、やはりブレずに品質をしっかり保ちながら進化し続けることをせねばなりません。変わらぬ品質を保つには、やはり、基本である日々の鍛錬や努力が源となるのだなぁ~と、改めて考えさせられました。
 私なりの品質を保つ鍛錬とは……? 自問自答した結果、筆者はアナウンサーのバイブルである「アクセント辞典」を読み返し、今日もマイクの前に立つのでした。私なりの「アナウンス品質」を保つために。

(編集:日経トップリーダー

靴下専門店の全国チェーン「靴下屋」を一代で築いたタビオ創業者、越智直正氏の人生訓。15歳の時に大阪で丁稚奉公を始めてから60年、国産靴下に懸ける尋常ならざる熱情を語り、経営の王道を説く。『靴下バカ一代』は好評販売中です。詳しくはこちらから。

■修正履歴
掲載当初、「年商3億5000万円(2015年11月期)」としておりましたが、正しくは「年商35億円(2015年11月期)」でした。お詫びして訂正いたします。本文は修正済みです。[2022/10/28 13:30]
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