【メソッド4】将来のための(???)制度

 このスーパーホテル、全体のおよそ9割が将来独立を目指す夫婦やカップルに業務委託しているのです。厳しい面接やテストを経て3年契約で経営の勉強とあわせて店舗を任せています。

黄色い看板が遠くからも目を引く
黄色い看板が遠くからも目を引く

 今回取材をさせていただいた香川県のスーパーホテル高松・田町の成川支配人と副支配人もご夫婦(ちなみに現在は仙台・広瀬通りの支配人、副支配人だそうです)。

究極の職住接近でサービスアップ

 お2人のおうちはというとなんとホテルの中!夜間の緊急用の設備がある以外は、普通の家の部屋と変わりません。しかも、家賃や高熱費などはすべて無料なんです。

 成川支配人は「将来は2人でデリバリー弁当のお店を持ちたいと思ってるんです。その経営の勉強とあわせてできるのは本当にありがたいです。ただ、一歩家に入ると支配人と副支配人の立場が変わりますが」と苦笑します。

 山本会長に、ご夫婦に任せている理由を聞きました。 「夫婦にはあうんの呼吸というものがありますでしょ?「1+1=2」ではなく3にも4にもなるのが夫婦なんです」。

 我が家を振り返り胸に手を当てる筆者でした(…汗)

【メソッド4】将来のための( ベンチャー支配人 )制度

 さて、ここでスーパーホテルの成功メソッドをまとめてみましょう。

【スーパーホテルの成功メソッド】
【メソッド1】(IT)を駆使して人件費削減
【メソッド2】(科学的研究)でさらなる快眠へ
【メソッド3】(現場の声)から全国の店舗へ
【メソッド4】将来のための(ベンチャー支配人)制度

 どうです? 顧客満足度の向上とコスト削減はこうして両立してきたのです。

 毎回番組では、取材の最後に、経営者に企業理念や経営哲学を端的に語ってもらい、「おとなフィロソフィ」と名づけて紹介しています。顧客満足と経営効率という、長年両立しないといわれていた二匹の兎。この両方を仕留める「解」を導き出した山本会長にその哲学「おとなフィロソフィ」を伺いました。

 「お客様が満足すること。それがホテルの成長なんです」

 まず何より、お客様が満足することを考えれば、それに合わせてホテルが成長し、目先の利益ではなく経営効率も上がってくるということなんですね!

 合わせて今回「塵も積もれば山となる」ということわざの本当の意味が解ったような気がします。

 毎日の積み重ね、そうですね、まずは、
「毎日100円貯金」×365日×家族4人=¥14万6000円
 おお!!来年の春にはプチ贅沢な旅行ができそうです。
 くじけそうになったら、この数字を思い出そう!

ローカル番組をオンラインの記事にして紹介しようというこの企画いかがでしたでしょうか。番組の詳細はこちらをご覧ください。「~オトナ度ちょい増しTV~おとな会」。今回の記事は2015年2月25日放送分を元に構成しました。
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