【メソッド2】(???)でさらなる快眠へ

 もちろん、それだけではありません。

 「宴会や飲食といったところでは、老舗のホテルにはかないません。でもウチは『ぐっすり睡眠』だけは他のホテルに絶対に負けません!」と強い言葉で言い切る山本会長。

 確かに部屋に入るとドアから1mくらいのところにラインが引いてあります。

 そのラインには「ここからは靴を脱いでぐっすりお眠りください」の文字が。

 靴を脱いで室内で生活する日本人にとって、どこから部屋用のスリッパに履き替えるかは個人の感覚によるところが大きいですよね。僕もホテルの部屋では、なんとなくドア付近に仮想のラインを引いて、ここからはスリッパを履こう!と決めております。

 そのラインを見える形で示してくれるのがスーパーホテルなんです。

 でも、これだけで「ぐっすり」眠れるものでしょうか?

眠りにこだわった室内
眠りにこだわった室内

 実はこの室内こそが、山本会長が絶対の自信を持つ睡眠へのこだわりの宝庫なのです。

 スーパーホテルは大阪府立大学と協力して「ぐっすり研究所」を設立し徹底的に研究しています。室内は薄明るくなっていて30~40ルクス。これは月明かりと同じレベルで人間が一番よく眠れる明るさだそうです。天井には珪藻土を使用することで湿度を保つと同時に消臭効果もあります。さらにはドアにゴムパッキンをすることで室内を完全密閉。なんと図書館並みの静けさを保ち、外部からの音を感じさせません。また枕も硬さや高さの違う8種類から自分好みのものを選べるこだわりぶり。浴衣も必要な場合はロビーから。これも自分スタイルでお休みになりたい方にとっては不要なもの。

 ホテルも使用された浴衣だけをクリーニングすればいいのでコストも下がります。

【メソッド2】( 科学的研究 )でさらなる快眠へ

【メソッド3】(???)から全国の店舗へ

 もちろんベッドにもこだわりが。このベッド、実は普通のベッドにはあるものがないんです。何だと思います?

 答えはベッドの「脚」なんです。どうしてでしょうか?

 

ベッドの脚をなくせば一石二鳥

 ベッドの脚をはずして、ベッドと床の隙間をなくしたことで、部屋を掃除するスタッフの、部屋の掃除をする面積が少なくなります。「それでスタッフが掃除をする時間が1分少なくなるとします。部屋数1万2800×時給を1000円としましょう。年間7700万円のコストが下がるんです。しかも脚をはずしてベッドが低くなったことで天井が高く見えて、部屋も広く感じていただけるんですわ」

脚をなくせば掃除の手間が減ります。
脚をなくせば掃除の手間が減ります。

 なんという、一石二鳥。しかも年間で7700万円のコストダウン。しかも、このアイデアは掃除を担当するスタッフからの意見を採用したもので、こういった優れたアイデアは表彰する制度を取り入れるなど、スタッフが一丸となってよりお客様に快適に過ごせるように日々努力しているそうです。

 ちなみに116店舗の約半分に天然温泉が導入されていて、部屋風呂を使う手間が省け水道代の削減にも繋がっています。

 また有機野菜や素材にこだわった「健康朝食」をというブッフェスタイルの朝食が無料(一部店舗を除く)になって、1泊5120円(最安)からのビジネスホテルとなったら、人気が出ないはずがありません。

【メソッド3】( 現場の声 )から全国の店舗へ

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