関西ローカルながら、不思議な人気を持つテレビ番組「~オトナ度ちょい増しTV~おとな会」。 そこでは、独自の手法で成功した会社などが取り上げられている。関西ならではの着眼点、ど根性、そしてユーモア―――、そのエッセンスを伝えています。 第18回は、今、一年中観光客で賑わうようになった温泉街「城崎温泉」を愛する人たちの熱き想いをお送りします(前回の記事はこちらをご覧ください)。

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 こんにちは。大阪はMBS(毎日放送)のアナウンサー上泉雄一です。私は今「~オトナ度ちょい増しTV~おとな会」(水曜深夜0時59分から放送・関西ローカル)という番組の司会をしております。

 しっかりとお昼ご飯を食べたい時におススメしたいのが、浪花の名物ランチ「焼賣太樓(しゅうまいたろう)」の「伝承の中華ランチ」です。1952(昭和27)年創業のお店で「焼賣をたらふく食べて元気になろう」そして「商売太っていきましょう」という願いがこもった店名にもあるように名物はもちろんシュウマイ。伝承の中華ランチにはそのシュウマイにフライ麺、焼豚、ご飯がドドンと1枚のプレートに盛り付けられていて、スープもついて800円。

古き良き時代をほうふつさせる中華ランチ

 この名物のシュウマイは、ひと口サイズではなく、もう1回り大きいサイズのもの。ほお張ると、たまねぎの甘みと肉汁が絶妙のバランスで広がっていきます。その雰囲気を口の中に残しつつ、ライスをわしわしと食べ、中華餡のかかったフライ麺、焼豚へと箸を移していきます。後はどうぞご自由にプレート上のワンダーランドをお楽しみください。イメージほどしつこくなく、女性のお客さんも多く注文されています。

 実はこのプレートランチ、「浪花の芸人」にも愛された味で、梅田花月という吉本興業の劇場があった時は芸人さんがよく出前でこの中華ランチを頼んでいました。いつも楽屋内にはシュウマイのニオイが立ち込めていたとか……。ちなみに芸人のみなさんは、最後、このプレートのライスとフライ麺と中華餡をぐちゃぐちゃに混ぜて、お行儀良く食べていたそうです(笑)。筆者ももちろん最後は必ずそうさせていただきます。

 ランチだけでなく、夜もまたおススメです。シュウマイだけでなく、胡麻そばにグリーンチャーハンなどの名物で浪花の夜を心ゆくまでお楽しみください!

もう1度行きたい温泉ランキングで1位に

 さて、1年で1番冷え込むこの季節。温泉での~んびり!と、いうのは身も心も温まりますよね。関西の「もう1度行きたい温泉ランキング」で1位に輝いた温泉が兵庫県豊岡市にある城崎(きのさき)温泉。志賀直哉の短編小説『城の崎にて』の舞台にもなった温泉街です。

「城崎温泉」DATA
・旅館数    80軒(その他に外湯が7カ所)
・年間集客数  96万1000人(2015年4月~16年3月)

 近畿にお住まいの方は「あぁ、カニでおなじみの!」と、「城崎=カニ」というイメージの方は多いと思います。たしかに兵庫県の北部にある城崎温泉は5年ほど前までは、冬場のカニと夏場の海水浴シーズンには観光客が増えますが、それ以外のシーズンは客足が減る、繁忙期と閑散期の差がはっきりとした温泉でした。その城崎温泉に一体何があったのでしょうか? その成功の秘密をひも解いていきましょう。

【城崎温泉の「集客」メソッド】
【メソッド1】繁忙期と閑散期の差を(???)で解消
【メソッド2】城崎限定の(???)で新たな客層を獲得
【メソッド3】(???)の力で「キノサキ」を世界にPR