では、ここで「やまなか」のメソッドをまとめてみましょう。
【メソッド2】( イベント )で日本酒の楽しみ方を伝える
【メソッド3】( 会話 )を楽しむための空間づくり
毎回番組では、取材の最後に、「おとなフィロソフィ」と名づけて、経営者やリーダーに企業理念や経営哲学を端的に語ってもらっています。
日本酒を愛し、日本酒の良さを1人でも多くの人に感じてもらいたいと話す、佳酒真楽やまなかの山中さんに「おとなフィロソフィ」をうかがいました。
とことん追求すれば商品の声が聞こえてくる
「お酒だけとは違うんです。そこには料理が必要だし、お客様の笑顔を見たいんです。そのために、とことん追求していきたいんです。酒・料理・会話、すべてが揃う幸せな場所のために」
日本中から山中さんのお酒と料理を求め、連日大賑わいのお店を経営されながら、今なお「とことん追求したい」との思い。
かの松下幸之助さんがこんな内容を話されたと、かつて聞いたことがあります。「商品をわが子と思って考えていれば、商品から『ここをもっとこうしてくれ』との声が聞こえてくる」――とか。
山中さんの「とことん追及したい」というメッセージは、お酒や料理、またお店からの「こうしてくれ!」の声を聞き続ける思いなんでしょうね。
筆者も「おとな会」をはじめ、「自分の番組」=「商品」に対する熱い思いはあります。一方で「わが子」と思い、声が聞こえるほどまで思いを入れているか? 新しい年になり、ここで改めて胸に手を当てて考えてみます。この1年間、どんな声が聞こえてくるでしょうか?
(この記事は「~オトナ度ちょい増しTV~おとな会」2016年8月31日放送分を元に構成しました。編集:日経トップリーダー)

25年ぶりにセントラル・リーグで優勝した広島東洋カープ。長きにわたった不振のトンネルを抜け、なぜ復活できたのでしょうか。その間、勝っても負けてもファンはこの球団を応援し続けました。なぜカープはこんなにも愛されるのでしょうか。日経BP社では、松田元・カープオーナーへのロングインタビューを基に、その舞台裏を探る『広島カープがしぶとく愛される理由』を発売しました。
<主な内容>- これからも、カープの強さは続くのか?
- 「(日本シリーズに)負けて良かった」と言うファンの真意
- 球団の歴史から見る、「カープ愛」の源泉
- 勝った翌日に記念Tシャツを売りたくて自社工場を作りました
ヒット連発! カープグッズのつくり方 - 主役は選手ではなく「お客さん」
「また来よう」と思わせるマツダスタジアムの魅力 - 江夏、津田、黒田、新井、野村……カープの男気たち
- 原石を選ぶスカウトの選球眼
- スポーツジャーナリスト 安倍昌彦氏(寄稿)
- カープをもっと好きになる厳選グッズ、書籍 ほか
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