2013年、エステーの社長に就任した鈴木貴子氏。
当初は“三重苦”からのスタートでした。「カリスマの後継」「予期せぬ昇格」「業界未経験」――。
会長のおじ、鈴木喬氏は、“ユニークなキャラクターと業績回復”の実績で知られた名物経営者。その喬氏から、突然の社長就任の打診を受けます。引き受けたものの、貴子氏はエステーの主力である日用雑貨の世界ではまったくの素人。頼りになるのは、自分で切り拓いたキャリアで得てきた経験の数々でした。
そんな貴子氏のモットーは「プロとして役を演じきる」。
就任3年目で9カ月間では過去最高益(16年4~12月)を叩き出した女性経営者が「笑顔のリーダー学」を語ります。