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 まずははじめに、あなたに質問したい事がある。
 『ネットサーフィンをしている時、ぶっちゃけ広告(ディスプレイ広告など)をクリックしますか?』

 はっきり言って、ネット広告なんか無視されるのだ!

 運用型広告が順調に伸長している一方で、ディスプレイ広告、いわゆる枠売り広告は前年よりも全体を占める割合を下げる結果となっている。枠売り広告から運用型広告へのシフトが年々進んでいるのが実情だ。

 こうした市場のデータ・結果が示している通り、簡単に言うとディスプレイ広告は以前に比べて売れなくなってきた。売れない理由は明確で、広告主にとってディスプレイ広告の効果が毎年下がり続けているからだ。2000年頃はクリック率が1%くらいあったディスプレイ広告は17年間でなんと10分の1まで落ちる事態となった。

 ネット広告の仕事をしている私がこんなことを言うのはタブーかもしれないが、クリック率が低い理由は「ネットではほかの媒体以上に広告は無視される」からである! そう、ネット広告なんか無視されるのだ!

 ネットという媒体では、お客様は能動的に「情報」を求めてネットを見ている。広告を見るためではない。やっかいな事にお客様は広告を自然と無視する習慣を身につけている。本能的に広告を目に入れないのである。これを認識せずに広告原稿でアピールしても、誰もクリックをしてくれない。

 ただしネットのお客様を理解し、ネット広告が無視される事を前提に戦略的な広告原稿をプランニングすると、劇的にクリック率は上がる。お客様の心理状況をよく理解すると、0.1%のクリック率を2倍の0.2%にする事、4倍の0.4%にする事はそんなに難しくはない。今までとは比べ物にならないほどのクリック率を稼ぐことができ、売り上げを最大化することが可能となる。

 今回のコラムでは、勝ち組単品通販会社が展開している、クリック率が最大化する広告原稿の裏側の仕掛けについてお伝えしよう!

裏側の仕掛けその①:特定のターゲットを狙った情報っぽいキャッチコピーにする!

 まず、ネット広告においてクリック率に一番影響するのは、キャッチコピーである。

 見知らぬ人を一瞬で広告に注目させ、そこをクリックさせランディングページに引き込んでいくためには、お客様の心にグサっと深く突き刺さるキャッチコピーが必要である。このキャッチコピーの優劣によって、クリック率になんと時には最大“2~3倍”の差が出てくる。そう、キャッチコピーが一番重要なのである。

 なのに、多くの広告主はディスプレイ広告のデザインをいかにカッコ良く見せるか、いかに目立たせられるかばかりに気をとられていて、一番重要なキャッチコピーがないがしろにされている。