広告の費用対効果にはありえないほど執着を!

 ネット広告は他の広告と違い、結果が「数字」として非常によく分かる広告だ。それが最大の売りであり、それがあるからこそ、多くの企業はネット広告を巧みに使い、売り上げを伸ばせている。もし、報告書の数値が気になるのであれば技術者を呼んで、とことん原因を究明すべきである。広告マンはもちろんのこと、クライアントも命をかけて広告費を預けるという心づもりをもっていて欲しい。不正を行った電通に責任があるのは当然だが、不正に気づけなかったクライアントは職場放棄と言われても仕方のないことだと胸に刻んでおいて欲しい。

 今回の件、電通やトヨタ自動車であればその道のエキスパートはいるはず。技術的な話をして、おかしい点にすぐ気づいてもおかしくないのに、なぜ、そこに手を付けなかったのか? きっと大企業ゆえのおごりがあったからだ。

 最後に、これはすべての経営者に伝えておきたいことだが、あなたの会社の広告関係部署や広告代理店に“広告の費用対効果を本気で最大化”する意思や能力がなければ、その“広告予算”を「社員のボーナス」に回すべきだ。そのボーナスが多いという事実があなたの会社の宣伝になる。そちらの方がよっぽど未来につながる“有意義な投資”だ。

 あなたはその広告費に命をかけて、広告代理店に預けていますか? この気持ちをクライアントは常に持ちながら、広告マンと接するべきである。

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 実は、私が電通の話を聞いたのは8月の末から9月上旬だったと記憶している。聞いた時に「絶対に表には出ないんだろうなー」と思ったが、なんと表沙汰になってしまった。電通だから安心ということもなければ、中小広告代理店だから不安という時代ではもうない。そしてクライアント自身の知識とノウハウと費用対効果に対する考え方を、今まで以上に要求されるようになっていることを忘れないように。もっと知識やノウハウが欲しいという人は、当社が行うセミナーは種も仕掛けも全部さらけ出している。気になる人はぜひ弊社ホームページを見て欲しい。