nikkei BPnetの人気コラム「神野正史のニュースは『世界史』に学べ!」は2017年1月から、日経ビジネスオンラインに引っ越し「神野正史の『人生を豊かにする世界史講座』」という新タイトルで連載していくことになりました。これからもよろしくお願いします。

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一年の計は元旦にあり

 2016年は矢のように過ぎ去り、2017年が幕を開けました。すべての事象が新しい年に向けて動きはじめ、良い年・実り豊かな年になることを願って、人々が神社仏閣を参拝し、新年の平穏を祈ります。

 でも、神様というのは、本人の努力をほんの少し手助けしてくれる存在であって、すべて神様に丸投げしたのでは本願が叶うものではありません。

 「人生を実り豊かにする」ための努力にはいろいろありますが、そのひとつとして「歴史を学ぶ」ということがあります。

 とかく「歴史の勉強」というと、歴史用語の丸暗記をさせられた学生時代のトラウマを思い出す人が多いかもしれませんが、あんなものは歴史の何たるかを知らぬ無能教師から「暗記作業」を強いられていただけのことで、「歴史を学ぶ」こととは何の関係もありません。

本来、「歴史を学ぶ」とは楽しいもの

 本来「歴史を学ぶ」とは、暗記作業とはまったく無縁で、映画を鑑賞したり小説を読むようにこれを楽しみ、堪能するだけで人生の教訓を得ることができ、人生を豊かにできるものです。

 たとえば旅行をしていても、歴史的な知識がないまま文化遺跡を見ても、まったく心は動きません。その遺跡でかつてどんな歴史が展開したのか、どのように英雄や偉人が立ち回ったのかを知ることで、「遺跡に付いた傷ひとつ」にも感動するものです。

 また歴史的な事象を扱った映画を観ていても、その背景を知れば、知らなかったときには何とも思わなかったワンシーンやひとことの台詞に、たいへん深い意味が込められていたことに気づき、感動を深くします。

 このように、歴史を知っていれば一つひとつより深く感動でき、人生を堪能できるのです。

 ── 歴史を学べば、豊かな人生を満喫できる!

 今年は、「一年の計」として、学生時代の「暗記作業」から解き放たれて、「人生を豊かにし、人生に役立つほんとうの歴史を学ぶ」ことを始めては如何でしょうか。