筆者が経営する会社・武蔵野では、「会議は始業前に行なう」のが原則だ。(写真:rawpixel/123RF)

「会議無用論」は本当か?

 経済誌やビジネス系サイトなどを眺めていると、ときどき「会議無用論」みたいな記事に出くわすことがあります。いわく、日本の企業はおしなべて生産性の低い会議をやっている。「会議のための会議」が多すぎる。こんなことにリソースを奪われていては競争力が落ちるばかりではないか。なぜ経営者はそのことに気づかないのか。会議なんぞいっそやらない方がましだ、云々と。

 この手の記事の論者は多くが若いベンチャー経営者だったりして、旧態依然とした会議のやり方に強い反発があるのだと私は想像しています。また、こういう記事が定期的に上がるのは、「無用な会議が多すぎる」とストレスを感じているビジネスパーソンが少なくないことの証左です。

無駄な会議が多い! にもかかわらず会議は必要だ

 さて、この会議無用論に関して私の見解はというと「半分賛成、半分反対」です。つまり、日本の企業に無駄な会議が多すぎることには完全に同意しますが、だからといって不要とまではいわない。情報やノウハウを共有する場として、現状認識を新たにしモチベーションを高く維持する機会として、会議は絶対に必要。軽んじてはいけない。私はそう考えています。

 と、小山昇らしからぬ穏当な(?)結論になったところで、きっとあなたはこう思うでしょう。「じゃあいったいどうしろというんだ」。会議からムリ・ムダ・ムラの「三ム主義」を排し、真に効率的なものになるように管理職が心を砕けばいいのです。

 もちろん、社長や幹部も出席する経営会議の場を一管理職の一存でどうこうするのは難しいでしょう。しかし、少なくともあなたが率いる部門内での会議なら、あなたの裁量と心がけ次第でどうにでもなる話です。以下、わが社での事例をご紹介しましょう。