こういうことだと思います。従来、経営者なり管理職なりは、社員に対してはやりがいと、本人の資質・能力にふさわしい待遇を用意しておけば問題はなかった。ところが今は、社員の私生活にあっては余暇を満喫させ、仕事にあっては楽しさを感じさせるよう対策しなくてはいけない。そうでないと彼らはギャップを感じて辞めてしまう、と。これはわが社に限らず、どの会社でも同じように心しておかねばならぬことでしょう。

新卒社員が辞めるのは管理職の大恥

 どの会社だって、あらたに獲得した新卒はなるべく失いたくないと思っています。だから、しかるべく対策も取ります。にもかかわらず辞められてしまうのは、(繰り返しになりますが)頭の中だけで施策を考えているからです。だから現実の新卒社員とのギャップが拡がってしまう。

 経営環境が分秒の単位で変わり続けているように、就活生や若い社員たちの意識や価値観も急激な勢いで変わり続けています。この変化をキャッチアップしていくうえで大切なのは「当事者」である彼らに直接ヒアリングをし、そしてそこから得られた成果を組織に落とし込んでいくことです。あえて刺激的なことを書きますが、新卒社員に辞められてしまうことは管理職にとっては大恥です。それはあなたが、あなたの率いる組織を魅力的なものにできていない証拠です。

 最後に、宣伝めいてしまいますが、新卒採用に関するビジネス書籍をこのほど上梓することになりました。題して『新卒採用力が会社の未来を決める!』。マネジメント社より、来月6日発売予定です。ぜひご一読を賜れば幸いです。

(構成:諏訪 弘)

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