わたしが会社説明会に訪れた学生によくいうのは、「別のフロアのトイレを覗いてご覧なさい」ということ。3階の応接室に通されたら、休憩時間を利用して2階・4階のトイレに行ってみる。3階のトイレだけがきれいで、2階・4階が汚れていたら「学生向けに取り繕っている」と判断できます。まして、かつての我が社のように初出勤日まで本社の社屋を見せない会社は相当に高い確率で「論外」です。

 逆に、内定後にインターンやトライアル期間、アルバイト採用などを設けている会社はたいてい「良い会社」です。それだけ真剣に新卒社員を教育しようとする気持ちの現れと見ることができるからです。また「始業1時間半前、終業2時間後に行ってみなさい」というアドバイスもある。照明が点いていたら、それは誰かが仕事をしている証しであり、ひいては社内に活気があること、仕事がたくさんあることになるからです。

 …まだまだたくさんありますが、これ以上は我が社にエントリーしてくださった学生さんだけにこっそりお話しすることにしましょう(笑)。

 就職は自分の一生を大きく左右するという点で、結婚にも似ています。さて、そこで考えてみてください。普通は何年も交際し、充分に相手を見極めてから結婚するものです(それだけ慎重になっても往々にして失敗するのです)。一度会って交際を決めて、それ以降はずっとeメールでのやりとり、2度めに会うときは結婚式場…、というカップルが存在したら、周囲は「馬鹿なことをするな」と止めるでしょう。「会社の名前で選ぶ」就職活動は、それと同じ愚に他ならないと知るべきです。

(構成:諏訪 弘)

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